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浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

球根植う/今日の俳句 ≪第2451号≫

≪2017年(平成29年)3月25日(土)≫(旧暦2/28) ふかぶかと百合植ゑつまらなくなりぬ 大木あまり みなどこか歪む球根植ゑにけり 片山由美子 手にふれし芽を上むきにダリア植う 西垣 脩 球根植う毛に蔽はれし神父の手 町垣鳴海 芽の先をたしかめて秋の球根植う 乾 …

小説「新・人間革命」雌伏

雌伏 二 法悟空 内田健一郎 画 (6030) 山本伸一は、学会本部に行くことを、なるべく控えるようにしていた。 会長になった十条潔たちに、思う存分、指揮を執ってほしかったし、自分が本部にいることによって、ついつい皆が頼ってしまうようになることを…

木の実植う/今日の俳句 ≪第2450号≫

≪2017年(平成29年)3月24日(金)≫(旧暦2/27) 我山に我れ木の実植う他を知らず 西山泊雲 木の実植う土に埋もれさうに婆 佐野美智 木の実植う紀伊の岬の明るさに 河野青葉 終日植ゑてあまし丶木の実かな 尾崎迷堂 人を恋ふ櫃の実なれば植ゑにけり 橋本鶏二 ※ 木…

小説「新・人間革命」雌伏

雌伏 一 法悟空 内田健一郎 画 (6029) さあ、対話をしよう! 友の眼に秘められた 哀しみ、苦しみを見すえ、 ためらいの言葉に耳をそばだて、 勇気を奮い起こして 励ましの対話を始めよう! 同苦の腕を広げ、 弾む生命で、 希望と正義の哲学を語ろう! …

苗床/今日の俳句 ≪第2449号≫

≪2017年(平成29年)3月23日(木)≫(旧暦2/26) 苗障子煉瓦一個づつで押さふ 加倉井秋を 覗きたく近づいてゆく苗障子 大石悦子 苗障子一枚づつの世界かな 西本一都 あかつきの苗床は侏儒ひそみたる 中田 剛 朝顔の苗床にノア方舟も 島津 亮 ※ 苗床・温床・苗障子…

小説「新・人間革命」

大山 六十八 法悟空 内田健一郎 画 (6028) 漆黒の空が、次第に紫に変わり、うっすらと半島の稜線を浮かび上がらせる。やがて金の光が東の空に走り、海はキラキラと輝き、さわやかな五月の朝が明ける。 五月五日、山本伸一は、神奈川文化会館から、夜明…

花種蒔く/今日の俳句 ≪第2448号≫

≪2017年(平成29年)3月22日(水)≫(旧暦2/25) 花種蒔く土の眠りを覚しつつ 古賀まり子 尼ひとり花種播きし手のひかる 星野麦丘人 青き花の種子さらさらと傷みに播く 文挟夫佐恵 花種を蒔いて忘るる昇給差 白川京子 女房が花種探し蒔きにけり 細谷緋呂美 ※ 春の…

小説「新・人間革命」

大山 六十七 法悟空 内田健一郎 画 (6027) 山本伸一が峯子と共に、車で創価大学を出発したのは午後五時半であった。彼は学会本部へは戻らず、横浜の神奈川文化会館へ向かった。世界につながる横浜の海から、新しい世界広宣流布の戦いを、真の師弟の戦い…

田打/今日の俳句 ≪第2447号≫

≪2017年(平成29年)3月21日(火)≫(旧暦2/24) 生きかはり死にかはりして打つ田かな 村上鬼城 谷底に田打てる見えて一人なり 臼田亜浪 水流れきて流れゆく田打かな 芝不器男 減反は百も承知の春田打つ 大沢南渓 ゆく雲の北は会津や春田打 岡本 眸 ※ 田打 田を耕…

小説「新・人間革命」

大山 六十六 法悟空 内田健一郎 画 (6026) 法主・日達をはじめ、僧たちを送った山本伸一は、別室に入ると、妻の峯子に、和紙と硯、墨、筆を用意してもらった。創価学会の歴史に大きな足跡を刻むであろうこの日の、わが誓いと、弟子たちへの思いを、書…

≪2017年(平成29年)3月20日(月)≫(旧暦2/23)※春分の日・彼岸 春分の田の涯にある雪の寺 皆川盤水 春分の湯にすぐ沈む白タオル 飯田龍太 春分の日の切株が野に光る 安養白翠 春分の日をやはらかくひとりかな 山田みづえ 春分の日なり雨なり草の上 林 翔 ※ 春分…

小説「新・人間革命」

大山 六十五 法悟空 内田健一郎 画 (6025) 山本伸一のあいさつに与えられた時間は、十分にも満たなかった。 これまで本部総会では、伸一から広宣流布の遠大な未来構想や希望の指針が示され、また、社会、世界の直面するテーマに対して解決の方途を示す…

春めく/今日の俳句 ≪第2445号≫

≪2017年(平成29年)3月19日(日)≫(旧暦2/22) 春めくや鸚鵡のこゑとひとのこゑ 細川加賀 春めくや真夜ふりいでし雨ながら 軽部烏頭子 家なかにたつきの気配春めけり 大木千鶴子 春めくやふらんす装の製本屋 鈴木榮子 誓子句集「黄旗」装丁に春めきぬ 四葉允子 ※…

種物/今日の俳句 ≪第2444号≫

≪2017年(平成29年)3月18日(土)≫(旧暦2/21) 奥の間に海が揺れをり種物屋 伊藤白潮 すぐそこに川のせせらぎ種物屋 太田寛郎 種物にはたきを掛けて宿場町 朝妻 力 種物屋御国訛の漢かな 岩崎真理子 座布団に猫の坐れる種物屋 戸栗末廣 ※ 種物・物種・花種・種売…

小説「新・人間革命」

大山 六十四 法悟空 内田健一郎 画 (6024) 山本伸一は、日本の広宣流布の揺るぎない基盤をつくり、各国・地域に仏法の種子を下ろし、幸福の緑野を世界に広げてきた。 学会の組織の布陣も、高等部、中等部、少年・少女部を誕生させ、広範な文化運動を推…

彼岸/今日の俳句 ≪第2443号≫

≪2017年(平成29年)3月17日(金)≫(旧暦2/20) 兄妹の相睦みけり彼岸過 石田波郷 月山の山ひだ深き春彼岸 有馬朗人 遠浅の海おそろしき彼岸かな 岩下四十雀 ぜんまいをねんごろに煮て彼岸入 細見綾子 人界のともしび赤き彼岸かな 相馬遷子 ※ 彼岸 春分と秋分を中…

小説「新・人間革命」

大山 六十三 法悟空 内田健一郎 画 (6023) 山本伸一の落ち着いた力強い声が、場内に響いた。 「私は、十九歳で信仰いたしました。以来、今日まで約三十年間、病弱であった私が入院一つせず、広宣流布のために戦ってくることができました!」 そして、…

畑打/今日の俳句 ≪第2442号≫

≪2017年(平成29年)3月16日(木)≫(旧暦2/19) 畑打に藪のかがやく風日和 日野草城 畑打の鍬のかゞやきばかりかな 皆吉爽雨 それでも腹いつぱいの麦飯が畑うつ 種田山頭火 山畑を打つや大きくうつむきて 阿波野青畝 畑を打つ吉野の谷へ俯向きて 山口誓子 ※ 畑打 …

小説「新・人間革命」

大山 六十二 法悟空 内田健一郎 画 (6022) この日の総会には、いつもの学会の会合に見られる、あの弾けるような生命の躍動も歓喜もなかった。広がる青空とは裏腹に、暗鬱な雲が皆の心を覆っていた。 運営にあたる幹部らは、僧たちを刺激するまいと、腫…

麦踏/今日の俳句 ≪第2441号≫

≪2017年(平成29年)3月15日(水)≫(旧暦2/18) 麦の芽をもう踏みたくてたまらない 櫂未知子 麦ひと日踏みて遠方力満つ 長谷川双魚 麦踏みの影引き来ては先立ちぬ 笠原ひろむ 麦踏に巡礼声をかけてゆく 島田教夫 麦踏の足許に立つ土埃 松崎鉄之介 ※ 麦踏・麦を踏…

小説「新・人間革命」

大山 六十一 法悟空 内田健一郎 画 (6021) 山本伸一は、前年の一九七八年(昭和五十三年)七月三日、男子部歌「友よ起て」を作詞・作曲して、後継の青年たちに贈った。 〽広布のロマンを 一筋に 打てよ鳴らせよ 七つの鐘を やがては誉れの 凱歌の世紀 …

畦焼く/今日の俳句 ≪第2440号≫

≪2017年(平成29年)3月14日(火)≫(旧暦2/17) 畦焼く火にじりてゐしが立ち上る 邊見京子 畦火走せあめつちひそと従へり 大野林火 畦焼く火炎立ちては打たれをり 中村苑子 畦焼やふりかへるときだけにらむ 加藤秋邨 畦焼や奈良へ行きたしとふと思ふ 村山故郷 ※ …

小説「新・人間革命」

大山 六十 法悟空 内田健一郎 画 (6020) 山本伸一は、しみじみと思うのであった。 “戸田先生は、私という一人の真正の弟子を残した。全生命を注ぎ尽くして、仏法を、信心を教え、万般の学問を授け、将軍学を、人間学を伝授し、訓練に訓練を重ねてくだ…

≪2017年(平成29年)3月13日(月)≫(旧暦2/16) あはれ野火の草あるかぎり狂ひけり 鈴木真砂女 がうがうと七星倒る野火の上 橋本多佳子 夕野火濃くなった 男起ち 女坐る 伊丹三樹彦 強くやさしき野火爪色に家灯る 飯田龍太 野焼きしてはるかなることばかりなる 細…

小説「新・人間革命」

大山 五十九 法悟空 内田健一郎 画 (6019) 一九五一年(昭和二十六年)の一月六日、万策尽きた戸田城聖が書類整理をしながら語った言葉は、山本伸一には“大楠公”に歌われた楠木正成の心情と重なるのであった。 〽正成涙を打ち払い 我子正行呼び寄せて …

山焼く/今日の俳句 ≪第2438号≫

≪2017年(平成29年)3月12日(日)≫(旧暦2/15) 麗火よと遠山に見る山火かな 高屋窓秋 ひとの世の在りしはむかし山火燃ゆ 野見山朱鳥 伊豆の山焼きて雉子を昂ぶらす 細見綾子 山焼の火の遠きほどかなしきよ 鈴木真砂女 葺き余す瓦を屋根にお山焼 野澤節子 ※ 山焼く…

橇しまふ/今日の俳句 ≪第2437号≫

≪2017年(平成29年)3月11日(土)≫(旧暦2/14) いつの間にどこやらに橇しまはれて 田村了咲 しまひ橇して大吹雪また来る 二唐空々 叱られてスキーしまふ子うとみをり 深尾正夫 橇納ひ遠い音のせ芽吹く空 新谷ひろし 軒深く納めし橇の今年傷 立川きよし ※ 橇しま…

小説「新・人間革命」

大山 五十八 法悟空 内田健一郎 画 (6018) 戸田城聖の目は、広宣流布の未来を見すえていた。その未来へ、創価の魂の水脈を流れ通わせるために、彼は、山本伸一という一人の弟子に、後継者として一切を託そうとしていたのである。 伸一には、その師の気…

目貼剥ぐ/今日の俳句 ≪第2436号≫

≪2017年(平成29年)3月10日(金)≫(旧暦2/13) 目貼剥ぐみ仏はなほ厨子ごもり 八染藍子 目貼剥ぐ空のひろさに歌ふ子よ 豊山千蔭 轉属と決まりし兵の目貼はぐ 高島 茂 全身に海風受けて目貼剥ぐ 岡部名保子 師の受賞祝ぐ日近付く目貼り剥ぐ 鈴木石花 ※ 目張剥ぐ …

小説「新・人間革命」

大山 五十七 法悟空 内田健一郎 画 (6017) 学会は、「創価学会仏」なればこそ、永遠なる後継の流れをつくり、広宣流布の大使命を果たし続けなければならない。 山本伸一は、強く自分に言い聞かせた。 “断じて、人材の大河を開いてみせる!” 彼は、一九…

北窓開く/今日の俳句 ≪第2435号≫

≪2017年(平成29年)3月9日(木)≫(旧暦2/12) ひとりにてこの北窓を開け放つ わたなべじゅんこ 北窓を開くや束の光受く 工藤ミネ子 北窓をまだ開かぬは喪に籠る 田中としを 北窓を開けて古着の整理かな 小林和世 北窓を開け次の世の明るさに 岩月優美子 ※ 冬の間…

小説「新・人間革命」

大山 五十六 法悟空 内田健一郎 画 (6016) 法華経の不軽品に、「威音王仏」という名前の仏が登場する。この仏は、一人を指すのではない。最初の威音王仏の入滅後、次に現れた仏も「威音王仏」といった。そして「是くの如く次第に二万億の仏有し、皆同…

春障子/今日の俳句 ≪第2434号≫

≪2017年(平成29年)3月8日(水)≫(旧暦2/11) 春障子閉ぢたる前に禰宜の沓 遠藤梧逸 菓子の名も青丹よしとふ春障子 長谷川翠 春障子外して是よりかけぬけみち 若森京子 大甕に零す華やぎ春障子 高畑信子 次の間に花嫁のゐる春障子 丸山照子 ※ 単に障子といえば冬…

小説「新・人間革命」

大山 五十五 法悟空 内田健一郎 画 (6015) 山本伸一は、静岡研修道場で、世界の平和を推進するために、各国の指導者、識者らとの今後の交流や、文明・宗教間の対話をいかにして進めるべきかなど、深い思索を重ねていった。また、その間に、学生部や婦…

炉塞/今日の俳句 ≪第2433号≫

≪2017年(平成29年)3月7日(火)≫(旧暦2/10) 炉塞の灰やとてつもなく冷えて 能村登四郎 春の炉の灰ふるひ居るいとまかな 杉本善太郎 母の顔ゆがむ春の炉燻ぶらせて 玉川行野 炉なごりの小柴にまじる山帰来 石原八束 つらぬきしことに傷つき炉を塞ぐ 鈴木真砂女 …

小説「新・人間革命」

大山 五十四 法悟空 内田健一郎 画 (6014) 最後に十条潔は、胸の思いをありのままに語っていった。 「私自身、山本先生のこれまでの指導を深く心に刻み、模範の実践を展開していくとともに、組織の最前線で戦ってこられた皆さんから、信心を学んでまい…

小説「新・人間革命」

大山 五十三 法悟空 内田健一郎 画 (6013) 山本伸一に続いて、最後に新会長の十条潔がマイクに向かった。彼は、率直に自身の心境を語っていった。 「数年前から山本先生は、『次はあなたたちが力を合わせて、学会を推進していくのだから、すべてにわた…

雪囲解く/今日の俳句 ≪第2431号≫

≪2017年(平成29年)3月5日(日)≫(旧暦2/8) 鐘楼より一山の雪囲解く 皆吉爽雨 雪囲解いて明るき目覚かな 石井蕾児 荒海や雪囲(しょがき)のかげのかごめ歌 石原八束 畳の目雪垣解きし日矢遊ぶ 草間時彦 雪囲除れし仏間に日本海 木村蕪城 ※ 雪囲・雪垣解く・囲解く…

雪割/今日の俳句 ≪第2430号≫

≪2017年(平成29年)3月4日(土)≫(旧暦2/7) 雪割るは女の仮面剥ぐごとく 三谷 昭 唇紅き女雪割る街に住み 沢木欣一 夜も昼も雪割る音の死病い 寺田京子 雪割や天より覗く馬の貌 水野真由美 春の雪切身にしても鱈は重し 鈴木真砂女 ※ 雪割 北海道や東北等の寒い…

小説「新・人間革命」

法悟空 山本伸一の言葉には、次第に熱がこもっていった。 「広布の旅路には、さまざまな出来事がある。変遷もある。幹部の交代だって当然あります。そんなことに一喜一憂するのではなく、ひたすら広宣流布に邁進していくんです。それが学会精神ではないです…

雛祭/今日の俳句 ≪第2429号≫

≪2017年(平成29年)3月3日(金)≫(旧暦2/6)※上巳(じょうし),桃の節句上巳の節句は五節句の一つで、元々は3月上旬の巳の日だったが、後に3月3日に行われるようになった。旧暦では3月3日は桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われる。古来中国では…

小説「新・人間革命」

大山 五十一 法悟空 内田健一郎 画 (6011) 本部幹部会で山本伸一は、新会長の十条潔の登壇に先立ってあいさつした。マイクに向かうと、皆、緊張した面持ちで凝視した。 「そんな怖い顔で睨みつけないで。新会長誕生のお祝いなんだから。それに、私も十…

≪2017年(平成29年)3月2日(木)≫(旧暦2/5) 啓蟄の煙が松の幹のぼる 桂 信子 啓蟄や豆を煮るとて落し蓋 鈴木真砂女 啓蟄や寄木細工の秘密箱 戸恒東人 啓蟄や失せ物出ぬと占ひ師 堀田幸子 啓蟄のこゑ夢の世は夢のなか 阿部誠文 ※ 啓蟄 冬至や立春などと同じ二十…

小説「新・人間革命」

大山 五十 法悟空 内田健一郎 画 (6010) 激動の一夜が明けた四月二十五日――「聖教新聞」一面で、「“七つの鐘”を総仕上げし新体制へ」との見出しで、新会長に十条潔、新理事長に森川一正が就任し、学会は新体制で出発することが発表された。また、会長…

三月/今日の俳句 ≪第2427号≫

≪2017年(平成29年)3月1日(水)≫(旧暦2/4) 三月の甘納豆のうふふふふ 坪内稔典 三月やモナリザを売る石畳 秋元不死男 三月や魚ゐるらしき瀬のひかり 木附沢麦青 三月の雲は気まぐれ池濁す 丸山佳子 三月のとぼそのひまの粉雪かな 石橋秀野 ※ 三月・三月尽 三春…

小説「新・人間革命」

大山 四十九 法悟空 内田健一郎 画 (6009) 四月二十四日の夜更け、山本伸一は日記帳を開いた。この一日の出来事が、次々に頭に浮かび、万感の思いが込み上げてくる。 “本来ならば、二十一世紀への新たな希望の出発となるべき日が、あまりにも暗い一日…

雪の果/今日の俳句 ≪第2426号≫

≪2017年(平成29年)2月28日(火)≫(旧暦2/3) 呼にみる能登の荒磯の雪の果 斎藤水穂 一音のごと鳥すぎぬ雪の果 佐野美智 大江山うちかがやける雪の果 加藤三七子 海を見て坂くだりゆく雪の果 野澤節子 うつしよに犬猫飼はず雪の果 宮坂静生 ※ 雪の果・名残の雪・…

小説「新・人間革命」

大山 四十八 法悟空 内田健一郎 画 (6008) 山本伸一が聖教新聞社を出て、自宅に向かったのは、午後十時前のことであった。 空は雲に覆われ、月も星も隠れていた。 これで人生ドラマの第一幕は終わったと思うと、深い感慨が胸に込み上げてくる。 すべて…

二月尽/今日の俳句 ≪第2425号≫

≪2017年(平成29年)2月27日(月)≫(旧暦2/2) みちのくにはん女の訃報二月尽 粟野孤舟 二月尽くかがやかざりし一日もて 綾部仁喜 粗朶の束納屋に崩れて二月尽く 高原一子 鳶の乗る空気重たき二月尽 正木浩一 引締まる虎の土鈴や二月尽 篠原幸子 ※ 二月尽 二月の…

小説「新・人間革命」

大山 四十七 法悟空 内田健一郎 画 (6007) 山本伸一は、記者団の質問に答えて、今後の自身の行動について語っていった。 「学会としては、世界の平和をめざし、仏法を基調として、さらに幅広い平和運動、教育・文化運動等を展開していきます。私は、そ…