浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-01-20から1日間の記事一覧

常楽(16)/小説「新・人間革命」 【常楽16】

【常楽16】 「法華経を捨てよ」と迫る平左衛門尉頼綱に対して、熱原の農民信徒は、声も高らかに唱題を響かせた。それは、不惜身命の決意の表明であった。 激昂した頼綱は、次男である十三歳の飯沼判官資宗に、蟇目の矢で農民たちを射させた。この矢は、桐材…

梟/今日の俳句 ≪第2021号≫

≪2016年(平成28年)1月20日(水)≫師走(旧暦12/11) 梟や机の下も風棲める 木下夕爾 梟のはなしして母子の夕餉 中山純子 梟の憤りし貌ぞ観られゐる 加藤楸邨 地の音を聴くふくろふに遠き雷 久保田月鈴子 梟をみにゆき一人帰り来ず 宇多喜代子 ※ 梟・ふくろ。フ…