浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-04-14から1日間の記事一覧

桜草/今日の俳句 ≪第2106号≫

≪2016年(平成28年)4月14日(木)≫(旧暦3/8) 桜草もののはじめの彩として 相田勝子 桜草灯下に置いて夕餉かな 富田木歩 まのあたり天降りし蝶や桜草 芝不器男 花の奥より蕾駈け出づ桜草 加藤楸邨 桜草たのしげに咲き増えにけり 高田風人子 ※ 桜草・プリムラ 北…

力走 十八〈小説「新・人間革命」〉

【力走 十八】 法悟空 内田健一郎 画 (5775) 山本伸一が妻の峯子と共に高丘秀一郎の家を訪ねたのは、午後四時過ぎであった。並木通り沿いにある瓦屋根の真新しい二階屋で、道を隔てて高校のグラウンドが広がっていた。 高丘家には、既に伸一の訪問が伝…