浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-05-23から1日間の記事一覧

山桜桃(ゆすら)の花/今日の俳句 

≪2016年(平成28年)5月23日(月)≫(旧暦4/17) ゆすら花いつ散りしかも葉の青し 細見綾子 太陽に嬉々とゆすらの返り花 野見山朱鳥 ゆすら花いつ散りしかも葉の青し 細見綾子 日あたりてぬくき素足やゆすら咲く 日野草城 野の恋や梅桃をわかちあふことも 伊丹三…

力走/五十〈小説「新・人間革命」〉

力走 五十 /法悟空 内田健一郎 画 (5807) 天宮四郎は、土佐の「いごっそう」を自負していた。ひとたび信心を始めたからには、徹しきってみようと腹を括った。学会の指導通りに朝晩の勤行を励行し、真剣に唱題を重ねた。苛立ちは失せ、酒を飲んで妻に…