浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-06-27から1日間の記事一覧

水鶏/今日の俳句 ≪第2180号≫

≪2016年(平成28年)6月27日(月)≫(旧暦5/23) 水鶏たたく五湖の一つの昏れにけり 岡本爽子 仮の寝に返す手枕水鶏鳴く 嶋田麻紀 水鶏笛きつと芭蕉を呼び寄せる 松田ひろむ ほろほろと水鶏の月のこぼれ雨 山本杜城 水鶏啼き高野は真夜も杉匂ふ 神尾久美子 ※ 水鶏…

清新/十一〈小説「新・人間革命」〉

清新/十一 法悟空 内田健一郎 画 (5836) 山本伸一は、水沢文化会館に残っていた役員の代表たちに、次々と声をかけていった。特に清掃の役員に就いていた婦人など、陰で黙々と作業に当たってくれた人たちには、丁重に御礼を述べながら語り合った。 そ…