浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-08-19から1日間の記事一覧

秋刀魚/今日の俳句 ≪第2233号≫

≪2016年(平成28年)8月19日(金)≫(旧暦7/17) 独身の秋刀魚焼きし火すぐおとろふ 榎本冬一郎 遠方の雲に暑を置き青さんま 飯田龍太 魚にもしょう油顔有り秋刀魚焼く 川副民子 食卓の秋刀魚むしょうに懐かしき 山口いさを 掃かれあり秋刀魚が落ちてゐたような …

〈小説「新・人間革命」〉

清新/五十六 法悟空 内田健一郎 画 (5881) 霧島連山は冬の雲に覆われ、薄日が差したかと思うと、雪がちらつくといった、安定しない天気であった。 一九七九年(昭和五十四年)二月一日、山本伸一は鹿児島県の九州研修道場にいた。三日には鹿児島を発…