浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-10-31から1日間の記事一覧

身に入む/今日の俳句 ≪第2306号≫

≪2016年(平成28年)10月31日(月)≫(旧暦10/1) 建てし話身に入む西の正倉院 松崎鉄之介 身に入むや雨やみし時山近し 中川節子 身に入むや亡霊現る後宴能 金田美恵子 身に入むや倒木のごと兄逝きて 小沢きく子 身に入むも杖を抱ふるほかはなし 村越化石 ※ 身に入…

小説「新・人間革命」

源流 五十 法悟空 内田健一郎 画 (5941) パトナは、その昔、「花の都」(パータリプトラ)と讃えられた街である。 緑が多く、道を行くと、車に交じって、鈴の音を響かせながら闊歩する牛車の姿も見られ、のどかな風景が広がっていた。 午後四時前、山…