浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-11-04から1日間の記事一覧

鶲(ひたき)/今日の俳句 ≪第2310号≫

≪2016年(平成28年)11月4日(金)≫(旧暦10/5) 鶲見る頬杖の刻うつりつつ 富安風生 鶲来る富士北麓に夕日充ち 飯田龍太 尉鶲ほのかな老いを置いてゆく 山田みづえ 鶲来て色作りたる枯木かな 原石鼎 山小屋の朝の塵場に瑠璃鶲 杉本伶一 ※ 鶲(ひたき) ヒタキと呼ば…

小説「新・人間革命」

源流 五十四 法悟空 内田健一郎 画 (5945) ガンジスの河畔には、点々と炎が上がり、その周囲に幾人もの人影が見える。故人を荼毘に付しているのだ。 灰となって“聖なるガンジス”に還る――永遠なる別離の厳粛な儀式である。 生と死と――永劫に生死流転す…