浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2017-02-02から1日間の記事一覧

冬草/今日の俳句 ≪第2400号≫

≪2017年(平成29年)2月2日(木)≫(旧暦1/6) 夕影の濃くなる雨や冬の草 中山玉子 冬草は絹の手ざはり久女の墓 加藤知世子 日のあたる冬草父も兄も亡く 大川真智子 冬草に黒きステッキ挿し憩ふ 西東三鬼 冬草に日のよく当たる売地かな 渋沢渋亭 ※ 冬草・冬の草 枯…

小説「新・人間革命」

大山 二十七 法悟空 内田健一郎 画 (5987) 鄧穎超は、念を押すように言った。 「一歩も引いてはいけません!」 彼女の顔に笑みが戻った。 「前も敵、後ろも敵」という断崖絶壁のなかで、何十年もの間、戦い続けてきた人の言は重たかった。進退は自分が…