浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

≪2017年(平成29年)3月20日(月)≫(旧暦2/23)※春分の日・彼岸 春分の田の涯にある雪の寺 皆川盤水 春分の湯にすぐ沈む白タオル 飯田龍太 春分の日の切株が野に光る 安養白翠 春分の日をやはらかくひとりかな 山田みづえ 春分の日なり雨なり草の上 林 翔 ※ 春分…

小説「新・人間革命」

大山 六十五 法悟空 内田健一郎 画 (6025) 山本伸一のあいさつに与えられた時間は、十分にも満たなかった。 これまで本部総会では、伸一から広宣流布の遠大な未来構想や希望の指針が示され、また、社会、世界の直面するテーマに対して解決の方途を示す…

春めく/今日の俳句 ≪第2445号≫

≪2017年(平成29年)3月19日(日)≫(旧暦2/22) 春めくや鸚鵡のこゑとひとのこゑ 細川加賀 春めくや真夜ふりいでし雨ながら 軽部烏頭子 家なかにたつきの気配春めけり 大木千鶴子 春めくやふらんす装の製本屋 鈴木榮子 誓子句集「黄旗」装丁に春めきぬ 四葉允子 ※…

種物/今日の俳句 ≪第2444号≫

≪2017年(平成29年)3月18日(土)≫(旧暦2/21) 奥の間に海が揺れをり種物屋 伊藤白潮 すぐそこに川のせせらぎ種物屋 太田寛郎 種物にはたきを掛けて宿場町 朝妻 力 種物屋御国訛の漢かな 岩崎真理子 座布団に猫の坐れる種物屋 戸栗末廣 ※ 種物・物種・花種・種売…

小説「新・人間革命」

大山 六十四 法悟空 内田健一郎 画 (6024) 山本伸一は、日本の広宣流布の揺るぎない基盤をつくり、各国・地域に仏法の種子を下ろし、幸福の緑野を世界に広げてきた。 学会の組織の布陣も、高等部、中等部、少年・少女部を誕生させ、広範な文化運動を推…

彼岸/今日の俳句 ≪第2443号≫

≪2017年(平成29年)3月17日(金)≫(旧暦2/20) 兄妹の相睦みけり彼岸過 石田波郷 月山の山ひだ深き春彼岸 有馬朗人 遠浅の海おそろしき彼岸かな 岩下四十雀 ぜんまいをねんごろに煮て彼岸入 細見綾子 人界のともしび赤き彼岸かな 相馬遷子 ※ 彼岸 春分と秋分を中…

小説「新・人間革命」

大山 六十三 法悟空 内田健一郎 画 (6023) 山本伸一の落ち着いた力強い声が、場内に響いた。 「私は、十九歳で信仰いたしました。以来、今日まで約三十年間、病弱であった私が入院一つせず、広宣流布のために戦ってくることができました!」 そして、…

畑打/今日の俳句 ≪第2442号≫

≪2017年(平成29年)3月16日(木)≫(旧暦2/19) 畑打に藪のかがやく風日和 日野草城 畑打の鍬のかゞやきばかりかな 皆吉爽雨 それでも腹いつぱいの麦飯が畑うつ 種田山頭火 山畑を打つや大きくうつむきて 阿波野青畝 畑を打つ吉野の谷へ俯向きて 山口誓子 ※ 畑打 …

小説「新・人間革命」

大山 六十二 法悟空 内田健一郎 画 (6022) この日の総会には、いつもの学会の会合に見られる、あの弾けるような生命の躍動も歓喜もなかった。広がる青空とは裏腹に、暗鬱な雲が皆の心を覆っていた。 運営にあたる幹部らは、僧たちを刺激するまいと、腫…

麦踏/今日の俳句 ≪第2441号≫

≪2017年(平成29年)3月15日(水)≫(旧暦2/18) 麦の芽をもう踏みたくてたまらない 櫂未知子 麦ひと日踏みて遠方力満つ 長谷川双魚 麦踏みの影引き来ては先立ちぬ 笠原ひろむ 麦踏に巡礼声をかけてゆく 島田教夫 麦踏の足許に立つ土埃 松崎鉄之介 ※ 麦踏・麦を踏…

小説「新・人間革命」

大山 六十一 法悟空 内田健一郎 画 (6021) 山本伸一は、前年の一九七八年(昭和五十三年)七月三日、男子部歌「友よ起て」を作詞・作曲して、後継の青年たちに贈った。 〽広布のロマンを 一筋に 打てよ鳴らせよ 七つの鐘を やがては誉れの 凱歌の世紀 …

畦焼く/今日の俳句 ≪第2440号≫

≪2017年(平成29年)3月14日(火)≫(旧暦2/17) 畦焼く火にじりてゐしが立ち上る 邊見京子 畦火走せあめつちひそと従へり 大野林火 畦焼く火炎立ちては打たれをり 中村苑子 畦焼やふりかへるときだけにらむ 加藤秋邨 畦焼や奈良へ行きたしとふと思ふ 村山故郷 ※ …

小説「新・人間革命」

大山 六十 法悟空 内田健一郎 画 (6020) 山本伸一は、しみじみと思うのであった。 “戸田先生は、私という一人の真正の弟子を残した。全生命を注ぎ尽くして、仏法を、信心を教え、万般の学問を授け、将軍学を、人間学を伝授し、訓練に訓練を重ねてくだ…

≪2017年(平成29年)3月13日(月)≫(旧暦2/16) あはれ野火の草あるかぎり狂ひけり 鈴木真砂女 がうがうと七星倒る野火の上 橋本多佳子 夕野火濃くなった 男起ち 女坐る 伊丹三樹彦 強くやさしき野火爪色に家灯る 飯田龍太 野焼きしてはるかなることばかりなる 細…

小説「新・人間革命」

大山 五十九 法悟空 内田健一郎 画 (6019) 一九五一年(昭和二十六年)の一月六日、万策尽きた戸田城聖が書類整理をしながら語った言葉は、山本伸一には“大楠公”に歌われた楠木正成の心情と重なるのであった。 〽正成涙を打ち払い 我子正行呼び寄せて …

山焼く/今日の俳句 ≪第2438号≫

≪2017年(平成29年)3月12日(日)≫(旧暦2/15) 麗火よと遠山に見る山火かな 高屋窓秋 ひとの世の在りしはむかし山火燃ゆ 野見山朱鳥 伊豆の山焼きて雉子を昂ぶらす 細見綾子 山焼の火の遠きほどかなしきよ 鈴木真砂女 葺き余す瓦を屋根にお山焼 野澤節子 ※ 山焼く…

橇しまふ/今日の俳句 ≪第2437号≫

≪2017年(平成29年)3月11日(土)≫(旧暦2/14) いつの間にどこやらに橇しまはれて 田村了咲 しまひ橇して大吹雪また来る 二唐空々 叱られてスキーしまふ子うとみをり 深尾正夫 橇納ひ遠い音のせ芽吹く空 新谷ひろし 軒深く納めし橇の今年傷 立川きよし ※ 橇しま…

小説「新・人間革命」

大山 五十八 法悟空 内田健一郎 画 (6018) 戸田城聖の目は、広宣流布の未来を見すえていた。その未来へ、創価の魂の水脈を流れ通わせるために、彼は、山本伸一という一人の弟子に、後継者として一切を託そうとしていたのである。 伸一には、その師の気…

目貼剥ぐ/今日の俳句 ≪第2436号≫

≪2017年(平成29年)3月10日(金)≫(旧暦2/13) 目貼剥ぐみ仏はなほ厨子ごもり 八染藍子 目貼剥ぐ空のひろさに歌ふ子よ 豊山千蔭 轉属と決まりし兵の目貼はぐ 高島 茂 全身に海風受けて目貼剥ぐ 岡部名保子 師の受賞祝ぐ日近付く目貼り剥ぐ 鈴木石花 ※ 目張剥ぐ …

小説「新・人間革命」

大山 五十七 法悟空 内田健一郎 画 (6017) 学会は、「創価学会仏」なればこそ、永遠なる後継の流れをつくり、広宣流布の大使命を果たし続けなければならない。 山本伸一は、強く自分に言い聞かせた。 “断じて、人材の大河を開いてみせる!” 彼は、一九…

北窓開く/今日の俳句 ≪第2435号≫

≪2017年(平成29年)3月9日(木)≫(旧暦2/12) ひとりにてこの北窓を開け放つ わたなべじゅんこ 北窓を開くや束の光受く 工藤ミネ子 北窓をまだ開かぬは喪に籠る 田中としを 北窓を開けて古着の整理かな 小林和世 北窓を開け次の世の明るさに 岩月優美子 ※ 冬の間…

小説「新・人間革命」

大山 五十六 法悟空 内田健一郎 画 (6016) 法華経の不軽品に、「威音王仏」という名前の仏が登場する。この仏は、一人を指すのではない。最初の威音王仏の入滅後、次に現れた仏も「威音王仏」といった。そして「是くの如く次第に二万億の仏有し、皆同…

春障子/今日の俳句 ≪第2434号≫

≪2017年(平成29年)3月8日(水)≫(旧暦2/11) 春障子閉ぢたる前に禰宜の沓 遠藤梧逸 菓子の名も青丹よしとふ春障子 長谷川翠 春障子外して是よりかけぬけみち 若森京子 大甕に零す華やぎ春障子 高畑信子 次の間に花嫁のゐる春障子 丸山照子 ※ 単に障子といえば冬…

小説「新・人間革命」

大山 五十五 法悟空 内田健一郎 画 (6015) 山本伸一は、静岡研修道場で、世界の平和を推進するために、各国の指導者、識者らとの今後の交流や、文明・宗教間の対話をいかにして進めるべきかなど、深い思索を重ねていった。また、その間に、学生部や婦…

炉塞/今日の俳句 ≪第2433号≫

≪2017年(平成29年)3月7日(火)≫(旧暦2/10) 炉塞の灰やとてつもなく冷えて 能村登四郎 春の炉の灰ふるひ居るいとまかな 杉本善太郎 母の顔ゆがむ春の炉燻ぶらせて 玉川行野 炉なごりの小柴にまじる山帰来 石原八束 つらぬきしことに傷つき炉を塞ぐ 鈴木真砂女 …

小説「新・人間革命」

大山 五十四 法悟空 内田健一郎 画 (6014) 最後に十条潔は、胸の思いをありのままに語っていった。 「私自身、山本先生のこれまでの指導を深く心に刻み、模範の実践を展開していくとともに、組織の最前線で戦ってこられた皆さんから、信心を学んでまい…

小説「新・人間革命」

大山 五十三 法悟空 内田健一郎 画 (6013) 山本伸一に続いて、最後に新会長の十条潔がマイクに向かった。彼は、率直に自身の心境を語っていった。 「数年前から山本先生は、『次はあなたたちが力を合わせて、学会を推進していくのだから、すべてにわた…

雪囲解く/今日の俳句 ≪第2431号≫

≪2017年(平成29年)3月5日(日)≫(旧暦2/8) 鐘楼より一山の雪囲解く 皆吉爽雨 雪囲解いて明るき目覚かな 石井蕾児 荒海や雪囲(しょがき)のかげのかごめ歌 石原八束 畳の目雪垣解きし日矢遊ぶ 草間時彦 雪囲除れし仏間に日本海 木村蕪城 ※ 雪囲・雪垣解く・囲解く…

雪割/今日の俳句 ≪第2430号≫

≪2017年(平成29年)3月4日(土)≫(旧暦2/7) 雪割るは女の仮面剥ぐごとく 三谷 昭 唇紅き女雪割る街に住み 沢木欣一 夜も昼も雪割る音の死病い 寺田京子 雪割や天より覗く馬の貌 水野真由美 春の雪切身にしても鱈は重し 鈴木真砂女 ※ 雪割 北海道や東北等の寒い…

小説「新・人間革命」

法悟空 山本伸一の言葉には、次第に熱がこもっていった。 「広布の旅路には、さまざまな出来事がある。変遷もある。幹部の交代だって当然あります。そんなことに一喜一憂するのではなく、ひたすら広宣流布に邁進していくんです。それが学会精神ではないです…

雛祭/今日の俳句 ≪第2429号≫

≪2017年(平成29年)3月3日(金)≫(旧暦2/6)※上巳(じょうし),桃の節句上巳の節句は五節句の一つで、元々は3月上旬の巳の日だったが、後に3月3日に行われるようになった。旧暦では3月3日は桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われる。古来中国では…

小説「新・人間革命」

大山 五十一 法悟空 内田健一郎 画 (6011) 本部幹部会で山本伸一は、新会長の十条潔の登壇に先立ってあいさつした。マイクに向かうと、皆、緊張した面持ちで凝視した。 「そんな怖い顔で睨みつけないで。新会長誕生のお祝いなんだから。それに、私も十…

≪2017年(平成29年)3月2日(木)≫(旧暦2/5) 啓蟄の煙が松の幹のぼる 桂 信子 啓蟄や豆を煮るとて落し蓋 鈴木真砂女 啓蟄や寄木細工の秘密箱 戸恒東人 啓蟄や失せ物出ぬと占ひ師 堀田幸子 啓蟄のこゑ夢の世は夢のなか 阿部誠文 ※ 啓蟄 冬至や立春などと同じ二十…

小説「新・人間革命」

大山 五十 法悟空 内田健一郎 画 (6010) 激動の一夜が明けた四月二十五日――「聖教新聞」一面で、「“七つの鐘”を総仕上げし新体制へ」との見出しで、新会長に十条潔、新理事長に森川一正が就任し、学会は新体制で出発することが発表された。また、会長…

三月/今日の俳句 ≪第2427号≫

≪2017年(平成29年)3月1日(水)≫(旧暦2/4) 三月の甘納豆のうふふふふ 坪内稔典 三月やモナリザを売る石畳 秋元不死男 三月や魚ゐるらしき瀬のひかり 木附沢麦青 三月の雲は気まぐれ池濁す 丸山佳子 三月のとぼそのひまの粉雪かな 石橋秀野 ※ 三月・三月尽 三春…

小説「新・人間革命」

大山 四十九 法悟空 内田健一郎 画 (6009) 四月二十四日の夜更け、山本伸一は日記帳を開いた。この一日の出来事が、次々に頭に浮かび、万感の思いが込み上げてくる。 “本来ならば、二十一世紀への新たな希望の出発となるべき日が、あまりにも暗い一日…

雪の果/今日の俳句 ≪第2426号≫

≪2017年(平成29年)2月28日(火)≫(旧暦2/3) 呼にみる能登の荒磯の雪の果 斎藤水穂 一音のごと鳥すぎぬ雪の果 佐野美智 大江山うちかがやける雪の果 加藤三七子 海を見て坂くだりゆく雪の果 野澤節子 うつしよに犬猫飼はず雪の果 宮坂静生 ※ 雪の果・名残の雪・…

小説「新・人間革命」

大山 四十八 法悟空 内田健一郎 画 (6008) 山本伸一が聖教新聞社を出て、自宅に向かったのは、午後十時前のことであった。 空は雲に覆われ、月も星も隠れていた。 これで人生ドラマの第一幕は終わったと思うと、深い感慨が胸に込み上げてくる。 すべて…

二月尽/今日の俳句 ≪第2425号≫

≪2017年(平成29年)2月27日(月)≫(旧暦2/2) みちのくにはん女の訃報二月尽 粟野孤舟 二月尽くかがやかざりし一日もて 綾部仁喜 粗朶の束納屋に崩れて二月尽く 高原一子 鳶の乗る空気重たき二月尽 正木浩一 引締まる虎の土鈴や二月尽 篠原幸子 ※ 二月尽 二月の…

小説「新・人間革命」

大山 四十七 法悟空 内田健一郎 画 (6007) 山本伸一は、記者団の質問に答えて、今後の自身の行動について語っていった。 「学会としては、世界の平和をめざし、仏法を基調として、さらに幅広い平和運動、教育・文化運動等を展開していきます。私は、そ…

如月/今日の俳句 ≪第2424号≫

≪2017年(平成29年)2月26日(日)≫(旧暦2/1) きさらぎの水のひゞきを夜も昼も 桂信子 如月や大水甕の底の空 中村苑子 きさらぎが眉のあたりに来る如し 細見綾子 きさらぎの銀河あえかに髪濡るゝ 石橋秀野 言葉なし何もなし如月の空雲もなし 荻原井泉水 ※ 如月 …

春の霜/今日の俳句 ≪第2423号≫

≪2017年(平成29年)2月25日(土)≫(旧暦1/29) 春の霜人間ドツクは異常無し 児玉有希 春の霜身を引きしめて明日を待つ 柴田靖子 畦道を抉るわだちや春の霜 小山香月 春の霜白し朝刊に龍太の死 大畑善昭 春の霜踏むだけ踏んで泣き止みぬ 米澤光子 ※ 春の霜・春霜 …

小説「新・人間革命」

大山 四十六 法悟空 内田健一郎 画 (6006) 十条潔は、緊張した面持ちで新会長としての抱負を語った。 「山本第三代会長の後を受けまして、新しい制度による出発となりました。これまでに山本会長は、学会の運営は皆で行っていけるように、十分に指導し…

木瓜の花/今日の俳句 ≪第2422号≫

≪2017年(平成29年)2月24日(金)≫(旧暦1/28) 木瓜咲いて御機嫌ななめの雨が降る わたなべじゅんこ 木瓜の花ゆつたり坐る茶の師匠 芝宮須磨子 木瓜の花戦火に追はれし日の記憶 鎌倉喜久恵 草木瓜の緋色際立つ野川べり 壇原さち子 無防備に吾は老いたり木瓜の花 …

小説「新・人間革命」

大山 四十五 法悟空 内田健一郎 画 (6005) 県長会等のあとも、山本伸一は新宿文化会館にとどまり、彼の辞任にいちばん衝撃を受けている婦人部の代表と懇談して励ました。また、来客の予定があり、その応対にも時間を費やした。 夜には、創価学会として…

山茱萸の花/今日の俳句 ≪第2421号≫

≪2017年(平成29年)2月23日(木)≫(旧暦1/27) 山茱萸といふ字を教ふたなごころ 西村和子 山茱萸にきれいな日向ありにけり 大木あまり 山茱萸の花ちちよりのメッセージ 栗林千津 山茱萸の花やしみじみと加齢 金子皆子 山茱萸や近衛家遺品寂びにけり 那須乙郎 ※ …

小説「新・人間革命」

大山 四十四 法悟空 内田健一郎 画 (6004) 二十四日の総務会で制定された「創価学会会則」は、学会が宗教団体として、どのように宗教活動をしていくのか、また、どのように会員を教化育成していくのか、さらに、そのために組織をどのように運営してい…

榛の花/今日の俳句 ≪第2420号≫

≪2017年(平成29年)2月22日(水)≫(旧暦1/26) 空ふかく夜風わたりて榛の花 飯田龍太 屈葬の地や錆こぼす榛の花 井桁白陶 榛の花どどと嶺渡る夜の雷 角川源義 幹のぼる水かげろふや榛の花 山田みづえ 奥の温泉へ米負ひのぼる榛の花 岡本まち子 ※ 榛の花・赤楊の…

小説「新・人間革命」

大山 四十三 法悟空 内田健一郎 画 (6003) 会場の中央にいた男性が立ち上がった。まだ三十代の東北方面の県長である。彼は、県長会の参加者に怒りをぶつけるかのように、声を張り上げて訴えた。 「皆さんは、先生が辞任されるということを前提に話をし…

木蘭/今日の俳句 ≪第2419号≫

≪2017年(平成29年)2月21日(火)≫(旧暦1/25) たかだかと雨意の木蓮崩れけり 日野草城 のぞみならいくらもくれん露の玉 夏目成美 木蓮の蕾硝子に押しつけられ 細見綾子 木蓮や白光うるむ日の在り処 鷲谷七菜子 紫木蓮アンリ・ルソーの馬車とする 西岡正保 ※ 木…