浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

河豚(ふぐ)/今日の俳句 ≪第1960号≫

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≪2015年(平成27年)11月20日(金)霜月≫(旧暦10/9)

 


 河豚雑炊白さのほかに何もなし
       大谷碧雲居

 酒のめぬひけめの河豚を啖らひけり
       高橋潤

 河豚刺身何しんみりとさすものぞ
       中村汀女

 女将の衷歌河豚の花びら灯に透いて
       原子公平

 水揚げの河豚に鳴く声ありにけり
       児玉輝代

 

※ 河豚・ふぐと・ふく
 フグ科とその近縁種の総称。体が長くてやや側扁、口は小さく、危険を感じると腹を毬のようにふくらませて威嚇する種類が多い。
 虎河豚が最も美味とされ、刺身、ちり、汁にして食べたり、鰭を酒に浸して飲むなどするが、「河豚は食いたし命は惜しし」というように、多くの種は肝や卵巣に毒がある。
 河豚料理は山口県下関のものがすこぶる凝っていて昔から有名だが、長崎県のガンバ料理(湯引き)も捨てがたい。
→河豚汁

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 任用試験に挑む友に
 真心のエールを!
 先輩が一緒に学び
 励ましてくれた歴史が
 生涯に輝く原点となる。

          11月20日


       ※☆*寸 鉄*☆※


世界女性平和会議が朗らかに。平和世紀照らす太陽ここに!使命は無限大
        ◇
宮城が「県の日」。不屈の大行進は全同志の希望!青葉の誓い継ぐ人材城を
        ◇
何事も静止はなく、前進か後退しかないー作家(イギリス)。一歩でも前へ。日々、挑戦
        ◇
世界こどもの日。いじめや虐待許さぬ思潮を今こそ。未来の宝、断固守ろう
        ◇
テレビの見過ぎは運動不足で死亡率増ー研究(アメリカ)。メリハリある賢き生活こそ

聖教新聞:2015年(平成27年)11月20日(金)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


史上最高齢の80歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんに、刺激を与え続けて人がいる。父の敬三さん。99歳でアルプス山脈、100歳の時にはロッキー山脈でスキー滑走し、101歳で他界するまで雪上に立ち続けた。三浦さんをして「スーパー老人」と言わせしめた存在である(三浦雄一郎著『攻める健康法』双葉新書)

どんな世界であれ、触発を与えてくれる存在は大切だ。目標となり、“人生の高み”を目指す力になる

福岡市東区に「中高年の星」と評判の婦人がいる。幼いころ、母を病気で失った。結婚後、懸命に働きながら3人の子を育て、大病を患う夫を支えた。つらい時、友と励まし合い、学会歌を口ずさむと、元気になれたという。内向的だった彼女は、いつしか、おしゃべりが好きになり、歌うことが好きになった

5年前、演歌グループのオーディションに合格。76歳の歌手デビューに、周囲が沸いた。当年86歳。今月発売された4枚目のCDも好評だ。「総仕上げ?何言ってるの。私の人生は今、始まったばかりよ!」

御書に「年は若くなり、福運はますます重なっていく」(1135頁、通解)と。仏法を行じ、挑戦を貫く人には、青年さながらの輝きがある。まぶしい婦人の笑顔に、元気を頂いた。     (実)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月20日(金)付】

 

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