浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鰰(はたはた)/今日の俳句 ≪第1962号≫

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≪2015年(平成27年)11月22日(日)霜月≫(旧暦10/11)


 鰰に眉うすく立つ母の齢
       土岐錬太郎

 青き目玉透きてはたはた切られけり
       古川京子

 鰰のみひらきし目にまた雪来
       山上樹実雄

 鰰の寄る波色となって来し
       国安一帆

 鰰の腹裂くるとも卵抱く
       殿村菟絲子

 

※ 鰰(はたはた)→雷魚(はたはた)・かみなりうを。
 ハタハタ科の海産魚で体長15センチ前後。平べったく、体長に鱗はなく褐色の斑紋がある。日本海側では秋田近海などに多かったが、現在は減っている。
 初冬の雷の多いころに獲れるため「雷魚」の異名がある。 

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 生命尊厳の哲理を
 学び広げる創価の運動は
 人類の希望なり!
 わが地域から
 平和の光を社会へ!

          11月22日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


きょう伝統の任用試験!求道の挑戦に功徳絶大。心から全員の大健闘祈る
        ◇
山形が「支部結成の日」。対話の拡大こそ希望の拡大。広布の理想郷(アルカディア)断じて
        ◇
全国の壮年部が雄々しき奮闘!実力と確信光る歴戦の将。頼もしき黄金柱
        ◇
「鉄(くろがね)は炎打てば剣となる」真の人材は魂の打ち合いありて。真剣勝負で挑め
        ◇
いい夫婦の日。相手に求める一言は「ありがとう」と。感謝の声は自分から

聖教新聞:2015年(平成27年)11月22日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


先の戦争のさなか、戦場の父から家族のもとに一葉のはがきが届いた。文面は「元気か」の一言だけ。その3文字に家族はくぎ付けになった

「留守を守り、子どもを託す妻への感謝と、子を思う父性愛のほとばしり出た一言だったのだ。厳しい検閲の中で、やっと出て来た文章ではなかったか」「それを受けた家族は、『文字は文字にして文字にあらず、言葉にして言葉ならず』の強靭な、いのちの結び付きであったのだ」

弊紙の企画「マンスリーウオッチ」(今月のテーマは「情報社会と『言葉』)に寄せられた、87歳の読者の体験である。家族は、たった3文字から、異郷の地で生死の境にありながら、自分たちを思う父の魂の叫びを聞いた。父そのものを「見た」とさえいえる。言葉の力とは、言葉を生み出す人の「心」の強さであるにちがいない

文豪トルストイが書き残した格言に、「銃弾で受けた負傷はまだ治るけれど、言葉によって与えられた傷は、けっして治らない」(北御門二郎訳)と。言葉は「武器」である。人の不幸に追い込む凶器にもなれば、心と心を結びつけ、生きる力にもなる

「心こそ大切なれ」(御書1192頁)。言葉が氾濫する社会だからこそ、相手を思う心が結晶した言葉を、紡ぎ出していきたい。     (川)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月22日(日)付】

 

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/今日の俳句 ≪第1962号≫
≪2015年(平成27年)11月22日(日)霜月≫(旧暦10/11)

 


 檜扇の如く並べし潤目かな
       青木月斗

 一合を愉しむ潤目鰯かな
       日野草城

 黄泉醜女潤目鰯を食べていた
       金子兜太

 うるめ焼く人にたのしく皿はあり
       永田耕衣

 うるめ干す路地の続きの魚市
       吉村靖子


※ 潤目鰯(うるめいわし)→うるめ
 ウルメイワシ科の海産の硬骨魚。形は真鰯に似ているが、丸みを帯び、目が潤んだように見える。
 上部は暗青色。下部は銀白色で美しい。脂肪が少なく、味は淡白で、煮つけや塩焼きはうまくないが、干物にすると美味。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 言葉の力は
 心の深さで決まる。
 相手の幸せを
 真剣に願い語ろう!
 誠実は必ず届く!

          11月22日


       ※☆*寸 鉄*☆※


新しい世界、新しい場所へ決然と進むのだー文豪(ドイツ)。師弟の勝利峰へ心一つに
        ◇
地域部の日。友好と信頼広げる創価の全権大使!仏法即社会の模範と光れ
        ◇
信は理を求め、理は信を深からしむー恩師。教学は信心の柱。大いに研鑽
        ◇
きょう「七五三」。全員が未来の大事な宝なり。大成長と健康を深く祈念
        ◇
「歩きスマホ」で衝突・怪我、2割が経験と。即刻やめよう。大事故の前に

聖教新聞:2015年(平成27年)11月22日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


日蓮仏法は「不可能を可能にする信心」。だが魔法のように他力本願で奇跡を起こすのではない。信心を源泉に自ら「戦う心」を奮い起こし、困難に立ち向かった結果である。今年、全国で開かれた「創価体験談大会」に、その実証があふれていた

愛知のある地域で登壇した女子部員は、高校1年の春に脳出血で倒れた。一命は取り留めたものの、目も見えず、言葉も出ない寝たきり生活。リハビリの病院に移った際、医師の見解は「半年後に退院するときは『車いすで帰る』までが限界でしょう」

しかし彼女は、負けなかった。「生きてやるぞ」と奮起した。信心があり、学会の同志、高校の先生や仲間の励ましがあったからだ。失語症のため、初めは題目三唱に30分かかった。徐々に30遍、50遍と唱えられるように。懸命なリハビリで医師の判断を覆し、つえを突いて自分の足で退院した

復学後も、記憶障害のため「進級は絶対に不可能」と言われたが、必死の努力と、その挑戦の姿に心を動かされた教師のサポートもあり、卒業を果たすことができた。今、彼女は就職という夢に向かって進む

絶対に諦めないと決め、人一倍の努力を一歩一歩重ねるーーその人にのみ、「不可能を可能にする道は開かれていく。(靖)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月22日(日)付】

 

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