浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

伊勢海老/今日の俳句 ≪第1965号≫

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≪2015年(平成27年)11月25日(水)霜月≫(旧暦10/14)

 


 伊勢海老の月にふる髭煮らるると
       加藤楸邨

 生きて着く伊勢海老に灯をともすべし
       清水径子

 伊勢海老のしんそこの紅の夜ぞ
       岡井省二

 伊勢海老の尾のしたたかに笊(ざる)を打つ
       山村政子

 伊勢海老のびくんとたかが二千年
       櫂未知子


※ 伊勢海老
 節足動物。甲殻類イセエビ科。太平洋岸の岩礁の浅いところにすみ、日本海がわには産しない。大きいものは体長36センチにも達し、黒褐色の堅い甲羅をもち、頭・胸・甲にするどく小さな棘が一面にはえている。五対の胸脚は丈夫で歩行に適し、第一脚はハサミを形成していない。
 夏に産卵し、約一ヶ月抱卵するので、その期間は各府県とも捕獲を禁じる。孵化後一ヶ月もしくは一ヵ月半で成育し、海岸に近い岩礁のかげにひそみ、夜間に捕食のためにはい出す。夕方、岩礁のまわりに、目の粗い刺網を網棚のように張りめぐらし、朝になって引き上げ捕獲する。
 旬は冬で、刺身・鬼殻焼き・具足煮・酢の物・サラダなど。特に正月用として賞美される。正月の鏡餅または飾りに、これを湯蒸しして真紅色になったものを用いる。海老の老にちなみ、長寿を保つという縁起を祝って飾るのである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 「今いる場所」が
 人間革命の本舞台!
 一念が変わった時
 環境は大きく変わる。
 断じて勝利の実証を!

          11月25日


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

人間の無限の可能性示す会長(SGI)の事績に驚嘆ー韓国識者。師の大闘争に続け
        ◇
「他人にはにず多くの人に見て候へ」と大聖人。会って語る。拡大の鉄則
        ◇
先輩は、後輩の模範たれ。後輩は、先輩を超えゆけ。切磋琢磨し互いに飛躍!
        ◇
「一念随喜」の大仏法。愚痴・怨嫉で福運消すな。歓喜と感謝で広布へ邁進
        ◇
全国の空き家、6割が腐朽・破損と。事故・事件のもと。抜本対策を急げ


聖教新聞:2015年(平成27年)11月25日(水)付】

 

 

      ※☆*北斗七星*※


少し前に朝日新聞の『歌壇俳壇』で『ランドセル俳人の五・七・五』(ブックマン社)の著者小林凜君の名を見つけた。不登校だった少年。2年前に〈いじめられ行きたし行けぬ春の雨〉の句に引かれ同書を読んだことがある

そこに記されていた母親の言葉にはぞっとした。「子どもが訴えても教師に隠ぺいされては子どもに救いはない」「学校の冷酷な対応にともすればくじけそうになった」「いじめから保護されぬ無法地帯」……

同じ教師でも次のような人もいる。「先生に会わなかったらおそらく違う人間になっていた」と感謝の思いを語るのは、コメディアンの池乃めだかさん。幼いころ父が家出し、中2から独り暮らし、新聞配達や生活保護で学校に通った

彼の支えは小学5、六年時の担任。担任は池乃さんの通知表に余白がなくなるほどメッセージを書き励ました。中学進学後も「がんばってるか」と家を訪ねた。『わたしの失敗』(産経新聞)で知った

文部科学省の再調査によると全国の小中高などで把握されたいじめは約18万8千件。小学校では初めて12万件を超え過去最多。いじめを苦にした自殺も残念ながら後を絶たない

「この日本には、いじめられている人がたくさんいる」(前掲の小林君)。そんな社会はやはり異常だ。政治の責任は重い。      (六)

公明新聞:2015年(平成27年)11月25日(水)付】

 

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