浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

梟(ふくろふ)/今日の俳句 ≪第1968号≫

 

梟(ふくろふ)/今日の俳句 ≪第1968号≫


≪2015年(平成27年)11月28日(土)霜月≫(旧暦10/17)

 


 梟や尾上の月に森移り
      村上鬼城

 梟や机の下も風棲める
      木下夕爾

 梟のはなしして母子の夕餉
      中山純子

 梟が来ては古戸に目をつける
      広江八重桜

 梟をみにゆき一人帰り来ず
      宇多喜代子

 

【季語の解説】
※ 梟(ふくろふ)→ふくろ。
 フクロウ科の鳥の総称で、羽角(飾羽)のない丸い顔をしている。全体に灰白色か褐色で、顔には目の上部に眉斑状の黒斑がある。
 ゴロッ、ゴロッ、ゴロッボーコーと鈍い声で鳴く。低山帯の森林に生息するが、近年は数が減少した。夜間に巣から出て、野鼠や昆虫などを捕食する。
 冬の夜に梟の声を聞くと凄惨な感じがするので冬季になっているが、梟は留鳥で、四季を問わない。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 会合に出られない人に
 温かな訪問激励を!
 悩みを聴くことが
 偉大な慈悲の実践だ。
 共に一歩でも前へ!

          11月28日


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

平和貢献の人材を育むには池田哲学が必要ー識者。創価の哲理は時代の潮流
        ◇
魂の独立記念日。学会は世界へ未来へ飛翔。広布破壊の宗門は凋落の一途
        ◇
「かくれたる事のあらはれたる徳となり候なり」。陰の奮闘が大成長の因に
        ◇
努力そのものが幸せを与えてくれるー文豪(トルストイ)。学会活動こそが究極の幸福道
        ◇
気象災害死者が増。20年間で60万人ー国連。温暖化防止へまず意識改革を


聖教新聞:2015年(平成27年)11月28日(土)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


全国に仏法研さんの喜びが広がった教学部任用試験。受験者から“十界論がためになった”の声が多く聞かれた

御書には、同じ環境に身を置いても、生命の境涯によって見え方が変わってくると説かれる。銀行のATMを監視する部署に配属された人の、こんな話を読んだ。業務は、ATM近くにある電話からの問い合わせに対応すること。客によっては、お金の出し入れができず、怒りをぶつけてくる。繰り返し聞く痛烈な言葉に、退職さえ考え始めた

上司に胸の内を告げると、同僚が客に対応している録音を聞いてみようと提案された。同時に、客が“ありがとう”と言った回数、自分が“この客は嫌だ”と思った回数を数えるよう指示された

約70件の録音のうち、嫌だと思ったのは5件。「ありがとう」は40回も耳の入ってきた。日頃は“この仕事は怒られるもの”と思い込み、客の感謝の言葉を聞き流していたのだ「『対話の達人Ⅱ』出版文化社)

任用試験で学んだように、縁に触れて喜怒哀楽が移ろいゆくのが生命。大切なのは、生命の“基底部”をどこに置くか。崩れざる幸福境涯を目指して、自分を鍛えようと決めた人は、試練の中にも、成長の喜びを見いだせる。この強い心をつくり、鍛えるために、信心はある。     (馨)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月28日(土)付】

 

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