浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

雁木/今日の俳句 ≪第1973号≫

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≪2015年(平成27年)12月3日(木)≫師走(旧暦10/22)

 


 廃れ唄雁木の下を流れをり
       文挟夫佐恵

 雁木行く我が町の人皆親し
       黒沼草生

 来る人に灯影ふとある雁木かな
       高野素十

 玩具売る雁木古びて人の匂ひ
       加藤知世子

 雁木外れ浜焼の魚尾をつらね
       石田章子


※ 雪の多い地方では、町の家並みの軒から、頑丈な庇を歩道に張り出して、どんな雪の日でも、また積雪の多い日でも、自由に通行できるようにする。これを雁木づくりという。越後(新潟県)地方に特に多い。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 宿命は使命に変わる。
 労苦は心の宝となる。
 病気と闘う人
 家族を介護する人に
 大確信の励ましを!

          12月3日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 


不可能を可能に!が日蓮仏法の真髄。強盛な信力・行力で人生の勝利劇共に
        ◇
心は人に見せられぬから言葉にするのだー作家(イギリス)。友のために!勇んで語れ
        ◇
会合での指導と個人指導の比率は「2対8」に。広布は膝詰め対話で躍進
        ◇
食事前に手を洗う人は5割と。感染性胃腸炎等の恐れ。対策の基本怠らず
        ◇
冬の節電期間始まる。賢い工夫で無理なく無駄なく。省エネ生活の習慣を


聖教新聞:2015年(平成27年)12月3日(木)付】

 


      ※☆*名字の言*※


地区の会合に出ると、いつも笑顔の70代の壮年がいる。広布の歴史に残る文化祭や会合に参加した思い出を、当時の写真や入場整理券を片手に、よく語ってくれる

壮年が先日、協議会の終了後、かばんの中から古い一冊の大学ノートを取り出し、開いて見せてくれた。「天空に雲ありて/風吹けど/太陽は 今日も昇る/午前八時の青年の太陽は」。池田SGI会長の「青年の譜」(1970年12月5日)の全文が、丁寧に書き写されていた

かつて家が貧しくて学校に行けず、文字の読み書きも十分にできなかった。御書や聖教新聞を書き写しながら、読み書きを覚えたという。「青年の譜」もそうだった。「男子部の先輩から『君の人生の柱になるから全文を写そう』と言われて……」

難解な言葉や文字もあったが、必死に写した。以来、泣きたいとき、投げ出したいときも、読み返すと、心に光が広がった。「君にも/君でなければ 出来ない使命がある」の一節を思い起こし、歯を食いしばってきた

三代会長に連なり、学会と共に生きることで、どれほど多くの人が人生に希望の光を見出してきたことか。御書に「道理証文よりも現証にはすぎず」(1468頁)と。この無名の庶民の笑顔にこそ、創価学会の栄光はある。      (哉)

聖教新聞:2015年(平成27年)12月3日(木)付】

 

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