浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

朴落葉/今日の俳句 ≪第1977号≫

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≪2015年(平成27年)12月7日(月)≫師走(旧暦10/26)

 


 朴落葉光琳笹を打ちにけり
       川端茅舎

 鉄錆の重なるごとく朴落葉
       沢木欣一

 生命ある如くに舞ひて朴落葉
       三笠宮ゆかり

 いちまいの朴の落葉のありしあと
       長谷川素逝

 朴落葉大きを拾ひ晩年へ
       鍵和田秞子

 


       ※☆*今週のことば*※

 

 世界広布の本舞台は
 自分が今いる場所なり。
 励ましの拡大
 対話の拡大で
 大勝利の総仕上げを!

          12月7日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


少年少女絵画展が開幕。夢あり希望あり平和の理想あり。若芽よ伸びゆけ
        ◇
「草木は大地なくして成長する事あるべからず」。まず家庭から信心継承を
        ◇
真の非暴力の道を選べば多くの勇気が必要ー偉人(ガンジー)。臆病の壁破り対話に挑戦
        ◇
高齢者施設で人型ロボット、予想以上の効果と。生活潤す技術の応用更に
        ◇
ハローワークで「募集と実態違う」1万件超。断固と暗黒企業(ブラック)を叩き出せ


聖教新聞:2015年(平成27年)12月7日(月)付】

 


      ※☆*北斗七星*※


フランス革命というと、「自由・平等・博愛」の理想を旗印に、人々が絶対王政を倒したというイメージが強い。しかし、パリ在住の英国大使は革命が起きた1789年の公文書で「『不満の原因は食糧不足』と書き残している」(天気が変えた世界の歴史」宮崎正勝 祥伝社

この本によると、革命1年前の小麦の収穫量は前年比で約60%も減り、価格は55%前後も暴騰した。熟波や干ばつによって、小麦の生育に最も重要な4月の平均気温が1年前と2・5度も違ったのが致命的だった

世界中の視線は今、そのパリに注がれている。地球温暖化を防ぐ国際会議の開催地であり、同時多発テロの惨劇の舞台ともなった。温暖化による異常気象が食糧不足を誘発し貧困と結びつけば、テロの温床となりかねない。二つの問題は、決して無縁ではない

フランスの国際政治学者ドミニク・モイジは、世界は屈辱と恐怖、そして希望の三つの感情で動いている、と著書「感情の地政学」に書いた。パリのテロの実行犯には、移民2世や3世として排他的な扱いや差別を受けて育った若者が多いという。鬱積した屈辱感が過激な思想に呼応した末の蛮行は、人々を恐怖に陥れたのか

温暖化もテロも、解決までに長い時間がかかるだろうが、希望を捨てずに各国が結束するしかない。
                    (明)


聖教新聞:2015年(平成27年)12月7日(月)付】

 

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