浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

掛乞/今日の俳句 ≪第1985号≫

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≪2015年(平成27年)12月15日(火)≫師走(旧暦11/5)

 

 掛取りや京は女のおそろしき
        巌谷小波

 書出しやこまこまと書き並べたり
        村上鬼城

 掛乞に出かける髪を結ひにけり
        曽我部ゆかり

 掛取のわが顔暮れて橋を過ぐ
        沢田しげ子

 掛取に手がまた殖えてゐたりけり
        黒崎かずこ

※ 掛乞・掛取・書出し・書付
 年末に集金すること。および集金する人を言う。
 掛取。昔は、商店の掛売りの決済はほとんどが盆と暮れの二季に行われた。盆よりも暮れのほうに重点が置かれたので、大晦日にはどんなことがあっても、一年の決算をしなければならなかった。一軒一軒掛乞が回って歩いた。
 除夜の鐘が鳴り終わり、やがて明るくなっても、提灯をともして歩けばよいとされていた。いまは毎月末の勘定だから、特別にどうということはないが、それでも、商人は集金に懸命である。掛乞の請求書を書出し・付けという。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 


       ※☆*わが友に贈る*※

 

 「御みや(仕)づかい(官)を
 法華経とをぼしめせ」
 誠実の振る舞いで
 “いてもらいたい”
 職場の第一人者に!

         12月15日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

「一人ではない。自分自身だ。自分の信心だ」恩師。深き祈りと決意で明年へ
        ◇
真の信仰に関する知識は最も深く最も幸福な知ー哲人(ペトラルカ)。行学の二道を邁進
        ◇
御書に「火をきるに・やすみぬれば火をえず」と。忍耐と持続の賢者に栄冠
        ◇
年賀状の受け付け開始。旧交を温め、新たな友にも。一葉一葉に心込めて
        ◇
空気が乾燥する時季。火災に呉々も注意を!外出・就寝時は火の元を点検

 

聖教新聞:2015年(平成27年)12月15日(火)付】

 


      ※☆*名字の言*※


今日、ネパール写真家協会のマナンダール会長一行が来日した。池田SGI会長のネパール訪問20周年の佳節に、SGI会長の写真芸術をたたえるためである「本紙9日付)

美術史家ルネ・ユイグ氏はSGI会長の写真を「眼で詠まれた詩」と評したが、ネパール写真家協会は「写真文学」と表現する。マナンダール会長は、「池田博士の写真には深い精神性があります。『一瞬の美』を捉えた写真から無限の物語を思い描くことができます」と

SGI会長撮影の傑作の一つに、ヒマラヤの写真がある。カトマンズ郊外の丘から撮影した。諸行事を終え、丘に立ったのは夕暮れ時、それまで雲に隠れていたヒマラヤの山々が、劇的に姿を現した。あかね色の空にシルエットのように浮かび上がる瞬間をカメラに収めた

「あの丘に行けば、誰もが撮れる写真では絶対にありません」とマナンダール会長。2004年に「自然との対話ーー池田大作展」を母国で鑑賞して以来、SGI会長の写真芸術を追求し続けている。氏は強調した。「この10年で、池田博士のような写真が撮れたのは、たったの1回だけです」

あまりにも身近にありすぎて、その素晴らしさが十分に分からないことがある。ネパールの一行に大切なことを教わった。
               (側)

聖教新聞:2015年(平成27年)12月15日(火)付】

 

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