浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鏡餅/今日の俳句 ≪第1998号≫

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≪2015年(平成27年)12月28日(月)≫師走(旧暦11/18)

 


 門弟の名札そろふや鏡餅
       中村吉右衛門

 火種なき父の闇夜の鏡餅
       大井雅人

 鏡餅にレモンを据ゑて中年なり
       沢木欣一

 鏡餅の内なる声を聴かむとす
       山田みづえ

 瞑(めつむ)らねばみえぬもの在り鏡餅
       河原枇杷

 

※ 鏡餅・飾餅・具足餅・鎧餅
 古くは、倒語にして鏡餅などといった。丸く平たい大小の餅を重ねたもの。『延喜式』により神仏の祭りの料として餅を供えたことが知られるが、当時の餅が現在のと同じであったかどうかは疑わしい。
 餅の形は長卵形から楕円形に変わり、建築様式が変わり、床の間がとりいれられた室町時代以降に、いまの姿の鏡餅になったものという。
 鏡餅の起りは、正月に宮中で行なわれた歯固めの餅であったと推測される。
 歯固めの餅は天皇ご自身の身祝いの餅とみられ、床飾りの鏡餅と菱形の歯固め餅とは並行して用いられた。
 鏡餅の方言はすこぶる多い。《たたき》《あたたき》《いわい》《おいわい》《ふくでん》《かきもち》《はまもち》《はなそなえ》などのほか手掛け餅(仙台)・お重ね・御鏡と呼ぶ地方もある。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

       ※☆*今週のことば*※

 

 大躍進の一年に感謝!
 尊き陰徳は必ず
 偉大な陽報に。
 明年も金剛の団結で
 一緒に戦い勝とう!

         12月28日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

学会は張りつめた信心でここまで来たのだー恩師。油断なく新年への助走を
        ◇
全国の読者・配達員・新聞長・通信員に感謝!「人間の機関紙」は皆様ありて
        ◇
時代を動かすものは人格ー作家(イギリス)。我らの道こそ。青年よ薫風の如き人物に
        ◇
餅による救急搬送の9割が65歳以上と。小さく食べやすくーー心遣いわすれず
        ◇
長距離運転は余裕持ち、小まめな休憩挟んで。無事故の呼び掛け絶やすな

 


聖教新聞:2015年(平成27年)12月28日(月)付】

 


      ※☆*名字の言*※


今年も残すところ3日。“長かった”か“あっという間だった”か、あなたはどちらだろう

フランスの哲学者・ジャネが考案した法則がある。「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例する」。こんな難しい言い方をせずとも、年齢を重ねるほどに、時間の流れを早く感じるもの。だからこそ、掛け替えのない一日、一年を悔いなく刻みたいものだ

「この一年、家族で大勝利することができました!」--先日、大阪の壮年からうれしい便りを頂戴した。「世界広布新時代」の幕が開けた昨年、一家で誓い合ったという。“あの時があったから”と後々まで誇れる歴史を刻もうよ、と

昨年春、妻が長年、、本紙を購読する近所の婦人を入会に導いた。その直後、娘が同級生に人生初の弘教。さらに今年、妻に加え、壮年自身も2世帯の弘教を。2年間で5世帯の本尊流布が実り、息子の創価大学進学も決まったという。壮年は「家族で励まし合った日々は、生涯忘れない原点となりました」と

日蓮仏法は「本因妙」。大いなる決意が、大いなる未来を開く。同じ一日、一年でも、心一つで、計り知れない価値を創造できる。今年、満足だった人も、課題を残した人も、さあ来年こそ!と大望を抱いて出発しよう。
               (芯)

聖教新聞:2015年(平成27年)12月28日(月)付】

 

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