二日/今日の俳句 ≪第2003号≫
≪2016年(平成28年)1月2日(土)≫師走(旧暦11/23)
ゆるやかにとぶ鳥見えて二日かな
永田耕一郎
ほのぼとの殺生石の二日かな
上田五千石
二日の燈とびとびに崎荒るるなり
宮津昭彦
鵜のかづく波みて昏れし二日かな
稲垣きくの
二日暮るをさなごころの山茜
大井雅人
※ 一月二日のこと。昔からこの日は、すべての仕事始の吉日とされていて、元日に静かだった商店街は、にわかに活気づく。初荷・初湯・掃初・書初などみなこの日を期して行なわれる。この日を二日正月ともいう。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*北斗七星*※
一日の計は農「あした」にあり、一年の計は元旦にあり。新たな気持ちでスタートできるのがお正月。自ら一歩踏み出すことで景色は変わる。この1年、難局を切り開く鍵は「挑戦」と「つながり」としよう
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夏には、ブラジル・リオでオリンピック・パラリンピックが行なわれる。国家や体制の違いを超えて限界に挑む姿は、見る者を引きつけてやまない。これぞ“平和の祭典”の醍醐味だ
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地方に目を転じると、元気な話題も。途切れがちだった働き盛り世代の転入者が着実に増加。Uターン、Iターンを飛び越えて孫世代が移住する「孫ターン」が生まれている。祖父母の孫だから、地域も違和感なく受け入れられる思わぬ効果も
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政治・経済を船に、船を運ぶ海を人と人のつながりに例えれば、〈仮に船が航行できなくても、海さえあれば往来は続いていく〉ものだ。打開が難しい環境でも、信頼関係構築への汗を流し、前に進めてきた公明党。「まさかが実現」から60年。その足場を広げるために、今夏の参院選は正念場となる
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ある著名な学者は口酸っぱくこう説いた。「難解なテーマを難しく論じるな。誰にでも分かるよう表現せよ」。読めば納得、公明党の理解が一段と進む。ここに弊紙の存在価値があると銘記したい。今年も、ご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
(広)
【公明新聞:2016年(平成28年)1月1日(金)付】
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