掃初/今日の俳句 ≪第2011号≫
≪2016年(平成28年)1月10日(日)≫師走(旧暦12/1)
掃初めや熊手にか丶る松ふぐり
渡辺水巴
初箒雪ちらちらとかかりけり
岸田稚魚
掃初や丁字の花芽かぐはしき
土方花酔
掃初めて白南天のあたりまで
古舘曹人
掃初に雪ちらつくも山家なる
松本秩陵
※ 掃初(新年)・初箒・初掃除
正月二日、初めて掃除をすること。江戸の商家などでは元日は福を掃き出すといって、掃除を忌み、箒を用いなかった。
これは正月の式日を守って家に籠もっていた風習の名残りと思われ、現在でも元日の朝は掃除をしないという過程が見受けられる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*※
地道な家庭訪問
こまやかな個人指導が
飛躍の原動力だ!
一対一の語らいから
希望の万波は広がる!
1月10日
※☆*寸 鉄*☆※
拡大の誓い漲る幹部会。世界広布の新航路は開けた!勝利の海へ全速前進
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秋田の「師弟原点の日」。共戦の魂は同志の胸に赤々。民衆の勝鬨響かせよ
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壮年部の「B(ブロック)5勇士」運動が活発!鉄壁のスクラムで結成50周年の春を飾れ
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電子マネーの詐欺被害が急増と。ID番号は絶対教えるな。警戒心で撃退
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公明党はバランスのある政策を導き出すー識者。安心社会へ賢き舵取りを
【聖教新聞:2016年(平成28年)1月10日(日)付】
※☆*名字の言*※
作家の吉本ばななさんが、初めて大人になったと思えたのは中学生の時だった、と書いている(『おとなになるってどんなこと?』筑摩書房)
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その上で“ただ、子ども時代に体験したことの価値などが、本当に意味をなすのかは大人になってから”とも。「大人」には人それぞれの解釈があっていい。だが、過去の経験を、自身の成長に生かす人を「大人」と呼んでもいいだろう
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2011年3月11日、福島県内の多くの中学校で卒業式が行なわれていた。再会を約束し、母校を後にして間もなく大震災は起きた。その時の卒業生たちが11日、成人の日を迎える。同県の楢葉町では、原発事故以来、初めてとなる故郷での成人式がきょう開かれる。
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その実行委員会で奮闘した男子部員は、「皆が一堂に会するのは、卒業式以来ですから」と、式典に込める思いを語った。彼は今も楢葉町を離れて暮らす。大学進学も考えたが、故郷の復興の手応えを肌身で感じたいと土木建設会社に就職。今は防波堤工事に汗する日々という
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大人でさえつらい、さまざまな経験をしながら、多感な10代後半をそれぞれの地で頑張り、一回りも二回りも人間として大きくなった新成人の門出を祝いたい。復興を生きる彼らの未来が、栄光に輝くことを祈る。
(代)
【聖教新聞:2016年(平成28年)1月10日(日)付】
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