浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

小豆粥/今日の俳句 ≪第2016号≫

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≪2016年(平成28年)1月15日(金)≫師走(旧暦12/6)
(小正月)

 

 賑やかなことにも疲れ小豆粥
        清水基吉

 小豆粥太しき日筋破風より
        矢崎菱花

 茶のあとへ小豆をかける十五日
        西田当百

 明日死ぬる命めでたし小豆粥
        高浜虚子

 みちのくの漆の椀や小豆粥
        飯島芳村

 

※ 小豆粥・十五日粥・小正月・望の粥
 正月十五日。小正月に小豆粥を食べて祝う風は、全国的に広く行われている。紙に供え、家人も食べ、里親などにも贈る。小豆粥の代わりに、白粥を作る風もあるが、餅は必ず入れる。中国地方などでは《餅の粥》と呼んでいるが、このモチは餅ではなくて、望(もち)すすなわち十五日、満月の日の粥という意味である。
 昔の固粥は、中世以後の飯と同じだから、いまの小豆飯《赤飯》は、昔の小豆粥に相当する。十五日に粥を食べる風習は、中国から伝来したもので、中国ではこの日、門戸を祭るのに豆糜(とうび)(豆の粥)を作ったという。
 兵庫県飾磨郡では、村民が《粥試し》といって、正月十五日とんどの竹を十二に切り、これに各月のしるしをつけ、粥の中に入れて煮て、竹を割ってみて、これに付着した米粒の多少によって、月々の豊凶を占う風習がある。これを粥占という。粥占は全国的に広く行われている。粥を煮るとき、かきまわすのに使う削り木の棒が粥杖で、嫁叩きの祝い棒に用いることがある。
 壱岐では、正月十五日を粥節供と呼び、また鹿児島県下には、《粥初め》といって、はじめてこの日粥を食べ、、粥占いをするところがある。
 栃木市大平山神社の《粥懸祭》、島根県大田市物部神社の《小豆御賛神事》、土佐(高知県)の《粥釣り》、徳島県下の《粥柱》など、正月十五日に、粥を主とした神事や行事をいちいちあげたらきりがない。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

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       ※☆*わが友に贈る*※

 

 御聖訓「一つ心なれば
 必ず事を成ず」と。
 団結が力を倍加する!
 広布と人生の大目的へ
 心を合わせて進もう!

         1月15日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


韓国・龍仁市が会長(SGI)夫妻に名誉市民証。友情と信頼輝く「宝の橋」は万代に
        ◇
東京・新宿の日。世界広布の本陣の勇者!正義の言論で創価勝利の先陣を
        ◇
中継行事G、各種役員の皆様に感謝!仏の会座を支える尊行。功徳は絶大
        ◇
御書「日蓮に共する時は宝処に至る」。学会と共に同志と共に!そこに栄冠
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110番通報、最多は交通関係と。冬は路面凍結に要注意。急がば焦らず

 

聖教新聞:2016年(平成28年)1月15日(金)付】

 

      ※☆*北斗七星*※


「とにかく緊張します」。東京の多摩地域で奮闘中の1年生市議が、議会質問で登壇するときの気持ちを率直に表した言葉だ。原稿の推敲で当日まで徹夜が続き、演壇に立った時点では、心身ともに極度に張り詰めた状態になっている

しかし次の瞬間、その心境が一変する。見上げた傍聴席の最前列に、顔なじみの党員や支持者が十数人、自分と同じように緊迫した表情で座っているのを見つけたからだ。選挙中、その一人一人と駆け回った思い出が瞬時に浮かび、緊張が闘志に変わるという

公明党の党員、支持者には、選挙の後も議員を育てようとする気風がある。支援した者の責任感とも言えよう。議会の傍聴だけではない。地域を共に歩き、党勢拡大の最前線の苦労を体で覚えさせてくれる。こうした存在があってこそ、議員としての力量もアップできる

時事通信社田崎史郎特別解説委員は5日付本誌のインタビューで、公明党の若手議員について次のように指摘している。「政治家としての資質が高い。よく勉強している。あとは人間力が培われるかどうかだ。政治は政策だけでは動かないから」

人間力」は人間の中でしか磨けない。熱意あふれる党員、支持者とともに、徹して大衆の中で戦うからこそ、公明党の議員は優れた政治家へと育っていく。
               (幸)

 

公明新聞:2016年(平成28年)1月15日(金)付】

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