浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

人参/今日の俳句 ≪第2026号≫

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≪2016年(平成28年)1月25日(月)≫師走(旧暦12/16)≫

 

 円き川音切る人参の色やすらか
          飯田龍太

 夜叉の面ふつふつ人参煮てありぬ
          寺田京

 夕焼けて画家人参を買ひに出ぬ
          富岡計次

 胡蘿葡と書いてにんじんてのひらに
         星野麦丘人

 夜鷹いてこの日人参ばかり買う
         岸本マチ子

 

※  人参・胡蘿葡(にんじん)
 セリ科の一年生または二年生の根菜。
アフガニスタン原産で、中国を経て渡来した。根は黄橙色の逆円錐形に肥厚し、比較的短根のものと長根のものとがある。肉質は緻密で芳香と甘味があり、カロテン(カロチン)も豊富である。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*今週のことば*※


 我らは平和の種を蒔く
 人類史の開拓者なり。
 「一」は「万」の母。
 192カ国・地域の友と
 誇り高く対話の道を!

         1月25日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


SGI牙城会が大情熱の総会。民衆厳護の師子よ立て!勝利の突破口を断固開け
        ◇
関西婦人部の日。常勝の母の勇気は世界一なり。不滅の金字塔を今再び!
        ◇
「我もいたし人をも教化候へ」御書。自他共の幸福へ。最極の菩薩道を堂々
        ◇
太陽系に第9の惑星かー米研究者。宇宙のロマンは無限大。われらの心も
        ◇
貸切バスの抜き打ち監査で6台中5台が違反と。安全第一の運行へ厳しく

 

聖教新聞:2016年(平成28年)1月25日(月)付】

 

      ※☆*名字の言*※


万理一空の境地を求めて日々努力、精進いたします」--大相撲初場所で、悲願の初優勝を果たした琴奨菊が2011年の秋、大関昇進の伝達式で述べた口上だ

万理一空」とは、剣豪・宮本武蔵が『五輪書』に記した言葉。さまざまな意味に取れるが、大関は“どんな江努力も目指す先は一つ。目標を見失うことなく努力する”と誓った

この言葉通り、今場所は自分の目指す相撲に徹した。低く、鋭い立会いで相手の懐に入り、得意のがぶり寄りで、アッという間に土俵際へ追い込む。反撃の隙すら与えない一気阿成の攻めが光った

心も一直線だった。11日目に横綱・白鳳を倒した後、「自分を信じてできた」と語り、残りの土俵も「ぶれたら終わり」と戒めた。来し方を振り返れば、何度もケガに泣き、大関陥落の危機も5度。一方、今場所は“10年ぶりの日本出身力士の優勝か”と、周囲は日増しに騒がしくなり、プレッシャーもあったろう。だが、そんな苦闘の過去や重圧をはねのけて、賜杯をつかんだ

“必ず成し遂げる”と、心を一つに定め、諦めない強さを、大関に学んだ。今年も、はや1月半だが、一年を相撲の場所に置き換えれば、まだ初日を終えたばかり。私たちも、自ら掲げた目標へ、一心に突き進もう。  (傑)

聖教新聞:2016年(平成28年)1月25日(月)付】

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