浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

冬菜/今日の俳句 ≪第2028号≫

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≪2016年(平成28年)1月27日(水)≫師走(旧暦12/18冬菜)≫

 

 冬菜赤きみちのく山よ妻恋ひぬ
        角川源義

 冬菜より円光となりわが子の朝
         松沢昭

 山畑の冬菜の色も雨のなか
        田沼文雄

 冬菜とる天地のぬくみ一身に
        大中誉子

 冬菜桶戸口におきて共同湯
        佐野美智


※ 冬菜→冬菜畑・冬菜売。
 9月ごろ種を蒔き、冬に収穫する菜類の総称。白菜・小松菜・水菜などがある。満目枯れ果てた野に、「冬菜」だけが目に沁みるように美しい緑を繰り広げている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*※


 小さな挑戦の連続が
 大きな境涯を築く。
 日々の課題を明確に!
 苦手なことにも
 果敢に挑みゆけ!

         1月27日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)は人間と人間を結ぶ生き方を世界に広げたー元市長(チリ)。青年が断固続け
        ◇
豊島婦人部の日。太陽の母はいつも晴れ晴れと。希望の春へ幸の対話拡大
        ◇
「信心は年数ではない。勇気である」恩師。幹部が成長、前進!波動起こせ
        ◇
本紙通信員制発足の日。民衆の鼓動を発信!健筆振るう言論の闘士に感謝
        ◇
小学生の視力が過去最悪と。スマホやパソコンの利用、親子で対話し賢く


聖教新聞:2016年(平成28年)1月27日(水)付】

 

      ※☆*北斗七星*※


6歳の時大好きな父は海の事故で亡くなりました。(略)立派な栄養士になって家族を支えるよう頑張ります。;私の父の父の子どもであったことに感謝します」。編集部に送られてきた『父の背中』(海文堂)と題した本に、高校3年生が書いていた一文を引用させていただいた

本の題字の添え書きには、「漁船海難児育英会」設立45周年として発刊された「漁船海難児と母の文集」とあった。同書は漁船事故で夫や父を亡くした人たちの文集だった

四方を海に囲まれた日本は、昔から多くの人が漁業を生活の糧として生きてきた。毎日、全国で出漁する父を見送ってきた子どもも多かったことだろう。最近は減少傾向にあるとはいえ、2014年11月1日現在でも漁業就業者数は17万人を超えている(農林水産省調べ)

「漁船海難児育英会」で支援している遺児(奨学生)は、昨年8月時点で240人余というが、設立当初は4000人近くもいたという。文集を読めば不幸に見舞われた悲しみが伝わってくる一方で、「わが家」「わが子」のために働いてくれた「父の偉さ」さらには子育てに奔走した母親の偉大さが伝わってくる

昔から「親の背中を見て子どもは育つ」と言われてきたが、改めて“わが身の背中”がわが子にとってどう影響したのか考えて見たい。  (流)

公明新聞:2016年(平成28年)1月27日(水)付】

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