春陰/今日の俳句 ≪第2049号≫
≪2016年(平成28年)2月17日(水)≫(旧暦1/10)
春陰や巌にかへりし海士が墓
加藤楸邨
春陰の潜り戸抜けて史料館
椙山正彦
春陰の白毫病臥ながびきて
品川鈴子
春陰や犬はひもじき眼をもてる
石橋秀野
春陰や女ひとりに刻ながし
河野多希女
※ 春陰
秋陰とも夏陰とも言わないが、桜の咲くころの陰った天気を、こう呼ぶのである。明るい春光に対し、やや暗い春陰の語があるのは、光と陰のものといえよう。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*※
「竹の節を一つ破ぬれば
余の節》亦破るる」
果敢な「一点突破」が
破竹の勢いを生む!
それが勝利の方程式だ!
2016年2月17日
※☆*寸 鉄*☆※
創価の学舎には全ての青年を伸ばす文化がある―学部長。人間教育の大城
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農漁光部の日。創意と知恵光る体験主張に共感の声。生命の世紀の旗手よ
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「年は・わかうなり福はかさなり候べし」。多宝会の友こそ幸齢社会の模範
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男女学生部が対話拡大に先駆。希望と正義の哲理を語り抜け!青春勝利を
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季節の変わり目。天候の急変による寒暖の差に注意!油断排し健康第一で
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月17日(水)付】
※☆*名字の言*※
ある病院に、いつもトラブルを起こす外来患者がいた。その患者は治療室に入ると、小言を言っては、看護師につえとバッグを放り投げる。病院のスタッフから敬遠され、ある看護師は、“なるべく自分の担当にならないように”と考えていた
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しかし、彼女は気付いた。その病院の外来は受診者も多く、治療までに数時間、待たされることもある。その人が抱える病気の不安、待ち時間のストレスや疲労、治療の副作用などを思えば、「つえやバッグを投げられるくらい、どうってことない」
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以来、彼女は、その患者を待合室で見掛けると、長時間待たせていることを謝りつつ、笑顔で話し掛けた。1年が過ぎたころ、患者は声を荒らげなくなり、つえとバッグを横に置いて笑顔で治療を受けるように。さらに治療後は、使ったタオルケットをきれいに畳んで部屋を出るまでになった
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どんな相手にも、必ず善心がある。だが凡夫の私たちが、常に慈悲の心で接することは難しい。ゆえに戸田第2代会長は「勇気をもって仏法を実践していくことが慈悲に通じる」と教えた▼相手のために、まず自分から行動してみる。一度で変わらなくても、粘り強く続ける。この「勇気」と「忍耐」が自身の境涯を開き、相手の心の扉を開いていく。 (朋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月17日(水)付】
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