浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

春の水/今日の俳句 ≪第2054号≫

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≪2016年(平成28年)2月22日(月)≫(旧暦1/15)
猫の日》英文学者の柳瀬尚紀氏らによる「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定。ペットフード工業会が主催。「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合せ。全国の愛猫家からの公募でこの日に決まった。


 渉りたる秋篠川の春の水
      日野草城

 羊の仔抱いてわたすや春の水
     加藤蛙水子

 鵲村字小鮒江の春の水
      田中藤穂

 水族館の中のクリオネ春の水
      鈴木榮子

 日本体育大学新体操クラブ春の水
      今城知子

 


※ 春の水・春水
 豊かな春の水である。野川は水かさが増し、暖かになるにつれて雑魚、小海老などがすいすいと水面を走るのが見える。洗面器にたたえた水にも、春は十分ととのった感じがある。水の春というと主観的で、作者の詠嘆が加わる。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*今週のことば*※

 学会は励ましの世界。

 「勇気」即「慈悲」の声が

 蘇生の力を広げる。

 「自他共に喜ぶ」

 大歓喜の人生を快活に!

      2016年2月22日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 SGIの女性は信仰根本に社会を善の方向に導く―元次官。平和創出の光
      ◇
 勇気は挑戦を受けると大いに力をつける―哲人。苦難の友よ不屈の祈りを
      ◇
 「現証こそ宗教の生命」牧口先生。世界192カ国に創価の連帯。幸福万波と
      ◇
 「異体同心なれば万事を成じ」。苦手な人とも心を合わせて。勝利の鉄則
     ◇
 危険薬物の売買情報、中学生7%が「見たことある」と。根絶へ総力挙げよ

聖教新聞:2016年(平成28年)2月22日(月)付】

 

      ※☆*名字の言*※

近所の家の敷地に小さな庭がある。花に彩られるのはもう少し先だが、長さの整った芝生など、この季節にも、手入れが行き届いている。朝、家主であろう壮年が水をまき、草取りをしていた。庭の美しさを変わらずに保つには、こうした手間が欠かせない

小さく変化を加え続けるからこそ、変化しない状態がつくられる――これは生命の本質でもある。生物学者の福岡伸一氏は、病気などの環境に適応し、修復や回復を繰り返すのが「生命を生命たらしめている特徴」と述べる(『変わらないために変わり続ける』文芸春秋社

ある座談会での語らいの輪。新婚当初を振り返る夫婦がいた。あのころと「すっかり変わったよ」と語る夫。「何も変わっていません」と引き取る妻に、さわやかな笑いが広がった

正反対の意見に聞こえるが、そうではない。「変わらない」のは、広布に生き抜く心意気。「変わった」のは夫婦の環境だった。病を二人三脚で乗り越え、地域に慕われる家庭を築いてきた

変わろう、成長しようと日々、努力するからこそ、不動の自身が築かれる。そのぶれない「芯」があればこそ、試練に負けない人生を開いていける。日蓮仏法は、その生き方を教える。「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)と。(蹴)

聖教新聞:2016年(平成28年)2月22日(月)付】


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