浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

春の川/今日の俳句 ≪第2055号≫

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≪2016年(平成28年)2月23日(火)≫(旧暦1/16)


 灯の上の山に雉子鳴く春の川
         飯田龍太

 葉牡丹が捨てられてゐる春の川
         川崎展宏

 春の川曲れば道のしたがへる
         細谷鳩舎

 小さき堰波立てゝをり春の川
         鈴木榮子

 邑よりの濁りをややに春の川
        上田五千石

 

※ 春の川・春川・春江
 春雨や雪解けなどで川は水嵩を増し、山国ではそれが一時に勢いよく流れ出る。やがて落花を浮かべ、筏が始まる。野川や町を流れる川も、またどことなくのんびりして春の感じは豊かになってくる。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 新時代の連帯広げる。

 尊き壮年部の友よ!

 向上の息吹に燃えて

 今日も若々しく前へ!

 皆が信心の王者たれ!

        2016年2月23日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 妙法の力で人々を救え。多くの人と対話せよ―恩師。青年よ拡大の炎たれ
      ◇
 団地部・地域部が各地で奮闘!誠実光る人間主義の体現者。功徳は三世に
      ◇
 友情によって喜びの宝庫は開放されるのだ―哲人友のもとへ!弾む生命で
      ◇
 「乾ける土より水を儲けんが如く」。不可能を可能に!強盛な祈りを貫け
      ◇
 東日本大震災、7割超が「忘れがち」。教訓を風化させるな。危機意識高く

聖教新聞:2016年(平成28年)2月23日(火)付】

 

      ※☆*名字の言*※


進行性の筋ジストロフィーと闘う仙台の歌人・岩崎航さんの新エッセー集『日付の大きいカレンダー』(ナナロク社)を一気に読んだ

「“病”と“病魔”とは、まったく別もの」と書いてある。「闘病」とは、「病」でなく、内心に立ち現れる「病魔」と闘うことだと、岩崎さんは言う。「自分の人生を生ききることを妨げようとする何ものかと闘い続けていくことが、僕にとっての“闘病”です」

高校3年の時、脳腫瘍に襲われた大阪の女子部員がいる。手術したものの、大学2年で再発。絶望しそうになる自分と必死で戦い、“病気で苦しむ人に勇気を与えることのできる、健康な体にしてください”と祈った

抗がん剤放射線による治療を終え、3カ月後に退院できた。彼女は昨年、がんを患った婦人に、自身の体験を語った。共に唱題するなか、婦人のがん細胞が減っていき、婦人は息子と共に入会した。彼女は言う。「腫瘍が再発して10年以上。今、こんなに元気です。これからも、病気に苦しむ人の力になりたい」

人々を救うために、あえて困難を引き受け、乗り越える生き方を仏法は教えている。「病魔」に負けず、むしろ「病」を機に、自分にしか果たせない使命を見つけた生き方に、人間性の真髄を見た。(芯)


聖教新聞:2016年(平成28年)2月23日(火)付】

 

 

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