浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

水温む/今日の俳句 ≪第2057号≫

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≪2016年(平成28年)2月25日(木)≫(旧暦1/18)


 水温む赤子に話しかけられて
       岸田稚魚

 水温むとも動くものなかるべし
       加藤楸邨

 水温む血になるものを多く摂り
       伊藤白潮

 母へ孝なす如水温みけり
      柴崎左田男

 先を行く人のつまづき水温む
       山尾玉藻

 

※ 気温が上昇し、日差しが暖かくなると、池沼の水がぬるんでくる。水仕事の主婦には、水道の水が暖かく感じられ、水にすむ小動物は動きが活発になり、子どもたちには水に親しむ季節が近づくのである。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 御聖訓「仏の如く

 互に敬うべし」。

 全員が宝の人材だ。

 共に褒め讃え合い

 歓喜あふれる前進を!

       2016年2月25日

 

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長の著作は思索する人の心の瑞々しい糧となる―総長。平和世紀の太陽

      ◇

 最も高き思想から学べ―恩師。御書に無限の智慧あり。戦いの中で拝読を

      ◇

 「さいわいは心よりいでて我をかざる」。広布の為の祈りがわが身を荘厳

      ◇

 災害時に活躍するロボットの開発を強化と。人命救う最先端技術を世界へ

      ◇

 自転車の危険行為が昨年8千件。信号無視、携帯等の「ながら運転」は厳禁


聖教新聞:2016年(平成28年)2月25日(木)付】

 

      ※☆*名字の言*※


「アクティブ・ラーニング」という言葉をご存じだろうか。文部科学省の用語集によれば「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」である

教育の世界では定着した言葉だが、訳すと「能動的学習」。「受け身」ではなく「主体的」に学ぶ教育環境をつくることである。創価教育の父・牧口初代会長が半世紀以上前に警鐘を鳴らした「知識を詰め込むだけの教育」から、「知識を活用して新しい価値を生み出す教育」へ――まさに教育の「質的転換」が図られようとしている

冒頭の言葉を知っているか、都内の小学生に聞くと、「学び合いのことでしょ!」と返ってきた。「友達に教えたり、友達から学ぶことで新しい発見がある」と言う。文豪ゲーテは「人は教えることによって学ぶ」(大野俊一訳、表記を改めた)と言ったが、他者に教えることで自分の理解も深まるものである

自発能動で取り組んでこそ成長が加速するのは、学会活動も同じだろう。仏法対話の中で信仰への確信が強まり、御書を講義する中で教学が磨かれ、人を励ます挑戦の中で、自分もまた励まされる

学会は、幸福人生の主体者をつくる、人間教育の「校舎なき総合大学」である。(側)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)2月25日(木)付】


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