浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

春泥/今日の俳句 ≪第2060号≫

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≪2016年(平成28年)2月28日(日)≫(旧暦1/21)


 泥濘に児を負ひ除隊兵その妻
      伊丹三樹彦

 春泥をわたりおほせし石の数
       石田勝彦

 春泥にテレホンカード落しけり
       神谷博子

 丸善を出て暮れにけり春の泥
       日野草城

 みごもりて裾につきゐる春の泥
       細見綾子

 

※ 春泥・春の泥
 川や凍解け、また雪・氷・霜などが解けると大地がぬかるむ。その土を春泥というのである。舗装していない道路など、轍も深々と、泥濘に靴を取られることも多いが、春の息吹を聞く思いがして、泥濘もさして気にならない。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

※☆*わが友に贈る*※
いつまでに何をするか。
「明確な目標」
「具体的な行動」が
壁を破りゆく力!
わが挑戦の劇を綴れ!   2016年2月25日

 

       2016年2月28日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 さあ躍動の春!拡大の息吹漲る幹部会。師と共にわが新時代の挑戦を開始
      ◇
 「無気力の善人は悪人と五十歩百歩」牧口先生。勇気凜々と大善の対話を
      ◇
 名前で呼び掛けると相手の関心度は高く―研究。挨拶一つも真心を込めて
      ◇
 浴室やトイレ等、温度差による血圧変動に注意。防寒などの工夫を賢明に
      ◇
 大気汚染による死者、年間550万人に。地球的問題の解決へ英知の結集急げ

聖教新聞:2016年(平成28年)2月28日(日)付】

 

      ※☆*名字の言*※


「冬来りなば春遠からじ、その春はもう眼の前までやつて来ました」。1940年(昭和15年)に戸田第2代会長が創刊した月刊学習雑誌「小学生日本」の一節である(第3号巻頭言)

▼「

春は長い冬の霜雪に耐へた万物の甦る時、競つて成長する時です。春は希望です。春は私達少年少女のものです」(同)。当時の雑誌が戦争賛美に傾斜し、軍国主義教育の説教調に満ちていた中、同誌の巻頭言は「子どもと共に在り子どもと共に喜ぶ姿勢を示す」ものだった(高崎隆治著『戸田城聖 1940年の決断』第三文明社)。伸びゆく子どもたちの生命を守りたいという、熱い思いにあふれている

言論統制の時代、平和志向を鮮明にすることに、どれほどの勇気が要ったか。戸田会長は、仏法者としてだけでなく、教育者としても、軍部政府と水面下で戦い続けていた

先日、北海道石狩市の市民有志によって「戸田城聖平和賞」が創設され、市の平和作品コンクールで小・中学生に贈られた。戸田会長の平和運動を顕彰することは、子どもの「平和を考える意識」を育む意義があると、市長も強調していた

戦争という冬の時代に、励ましの春風を子らに送り続けた戸田会長。その心が、時を経て、故郷の地に温かな共感を広げている。(鉄)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)2月28日(日)付】


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