春の田/今日の俳句 ≪第2061号≫
≪2016年(平成28年)2月29日(月)≫(旧暦1/22)
むつつりと春田の畦に倒けにけり
飯島晴子
湖東なる春田や空を入れあます
豊田都峰
雲払ふ白き伊吹嶺春田打
山下佳子
げんげ田や童話作家を訪ねゆく
渡辺白泉
みちのくの伊達の郡の春田かな
富安風生
※ 春田・花田
秋の収穫がすんでから、そのままに打ち捨ててあった田も、春になると装いを変える。豊かに水をたたえたり、荒鋤きされて雑草のはえた土塊がころがっていたり、花盛りのげんげ田になっていたり、田植えの季節を待っている。北陸地方では、げんげ田を花田という。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*今週のことば*☆※
黄金柱の壮年部は
「法華経の兵法」で戦う。
「師子吼の題目」で挑む。
大誠実の訪問・激励で
地域に輝く連帯を!
2016年2月29日
※☆*寸 鉄*☆※
学会には一人を大切にする生命尊厳の哲学が脈動―教授。颯爽と友の元へ
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「釈尊程の仏にやすやすと成り候なり」御書。題目第一で大満足の境涯開け
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介護・福祉に携わる妙護Gが各地で奮闘!皆様こそ共生社会の尊き先駆者
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剛毅な人々は決意した仕事を断じてやめぬ―詩人青年よ誓い貫く闘士たれ
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スマホでネットを使う青少年、初めて半数超と。閲覧制限等、親子で賢く
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月29日(月)付】
※☆*名字の言*※
「不意に歌声が立ち昇った」「彼らは苦痛を静めるために歌っている」――作家のダニー・ラフェリエール氏が、2010年に故郷ハイチを襲った大地震での出来事を書いている(『ハイチ震災日記』立花英裕訳、藤原書店)
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歌う群衆が、余震の続く大地の上をゆっくり進んでいく。がれきの山から人影が現れ、列に加わる。人々が自然な形で溶け込んでいく様子を、氏は「歌う声が彼らを一つにする」と記した
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福島のある婦人部員は語った。「歌が人生の支えでした」。合唱一筋の彼女は、結核を患ったときも“もう一度、歌ってみせる”と信心根本に克服した。東日本大震災の年に仲間と出場した合唱の全国大会では最高の賞に輝き、復興の心意気を歌声で示した
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音楽の力を信じる彼女は先日、音楽隊の演奏会に友人を招待した。これまで信心の話に心を開かなかった友人が、学会歌に涙した。「勇壮な伴奏、力強い歌声が“頑張れ、負けるな”と私を励ましてくれているようで」。その友人は人知れず悩みを抱えていた。音楽が仏法理解の扉を開いた
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生命力、生きる喜び、祈り、慈悲、感謝の心……歌は、それらの全てを表現できる。試練に立ち向かう民衆を勇気づけ、心と心を結ぶ力がある。復興は歌とともに進む。(代)
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月29日(月)付】
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