浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

公魚/今日の俳句 ≪第2065号≫

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≪2016年(平成28年)3月4日(金)≫(旧暦1/26)


 竿ばかり立ちて公魚漁といふ
        深見けん二

 街灯りてわかさぎの眼のごとし
          飯田龍太

 わかさぎを薄味に煮て暮色くる
           桂信子

 わかさぎ生死(しょうじ)どちらも胴を曲げ
         宇多喜代子

 白飯に公魚あと引き切りもなし
          鈴木榮子

 

※ 公魚・桜魚・公魚漁・公魚舟
 キュウリウオ科の魚。体長は六、七センチから十五センチほどで、背は淡黄色、腹は銀色、体側に淡黒色の縦線がある可憐な姿である。
 公魚と書くのは、吉野の桜が落ちて水に入り、この魚になったという伝説から当初桜魚(おうぎょ)といっていたものが公魚に転訛したものといわれる。また、潮来の麻生藩より徳川へ年貢として納めたことからという説もある。魚公・魚若・若鷺とも書く。
 早春、海から川に上って産卵する。近年は各所の湖に移植され、終生淡水に棲むもの(陸封性)があるが、本来は海産魚で、淡水で生まれ海で育ち、再び産卵のために淡水に入るのである。
 帆引舟で有名な霞ヶ浦は漁獲が多いが、これも陸封性のものである。公魚はもともと寒帯魚で、冬の冷たい水中でも春の産卵にそなえてしきりに餌を漁るため、結氷した湖に小穴を開けて釣る穴釣が行われる。淡白な味でフライ・天ぷら・佃煮・南蛮酢漬などとして賞味される。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  今の課題は何か。

  綿密な打ち合わせが

  勝利への鍵だ!

  活動の焦点を明確に

  心を合わせて進め!

 

       2016年3月4日


       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会は民衆の力を解放し個々の人生を蘇らせた―学者。万人が輝く社会へ
      ◇
 東京・世田谷の日。山の手に人間共和のスクラム!広布勝利の地涌の旗振れ
      ◇
 王城会・香城会の皆様に感謝!溌剌たる姿は皆の模範。陰徳は必ず陽報と
      ◇
 「千里・二千里・来れる人の如く」。身近な同志ほど大切に。真心尽くして
      ◇
 昨年のサイバー攻撃、500億件以上と。不審なメールは開くな。警戒忘れず


聖教新聞:2016年(平成28年)3月4日(金)付】

 

      ※☆*名字の言*※


新任の男子部部長に会うと、以前より生き生きとしている。訳を聞くと、「学会活動で培った生命力が、仕事の大きな活力にもなっています」と言う

彼は人工透析のクリニック院長として働き、多い日は1日70人の患者を診る。透析の治療は長期に及ぶ。医師は患者一人一人の話から、体調や暮らしの細かい変化を聞き取る。根気強く人間と向き合うことを必要とされるだけに、疲れ果ててしまう日もある

その後に彼は、学会活動に歩く。仕事と違い、訪問激励はまず、会えるかどうかから始まる。祈る。不在なら手紙を書く。会えたら悩みを聞き、真剣に応える。御書を拝す。また祈る……。心を砕く連続だ。だからこそ、心が通い合った時の喜びは大きい。「家庭訪問でつかんだ確信が、医師としての自分を成長させてくれる。何より自分が元気になるんです」

池田SGI会長は語った。学会員は「仏子」であるゆえに、「その学会員を、ほめれば、自分が功徳を受ける。自分の仏界が強まる。相手を、ほめているようでいて、実は、かえって、自分の仏界をも賛嘆しているのである」と

他人を励ませば、自分も励まされる。境涯が大きく広がる――この不思議な生命の真理を実感できるところに、学会活動に歩く喜びがある。(満)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)3月4日(金)付】


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