浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鰆/今日の俳句 ≪第2071号≫

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≪2016年(平成28年)3月10日(木)≫(旧暦2/2)

 

 鰆舟瀬戸口を出て暮光を負ふ
         西村公鳳

 鰆というをきつねがだましてやいている
         阿部完市

 日ならべて鰆の潮の碧かりき
        佐野まもる

 鰆一匹とどけくれたり法事かな
          高島茂

 鰆釣り紀州の鼻は切れて見えゆ
         小山白楢

 

※ 鰆(さわら)。
 サワラ(鰆)、学名スズキ目・サバ科に属する海水魚の一種。細長い体の大型肉食魚で、食用に漁獲される。
 成長するに従ってサゴシ(サゴチとも・40-50cm)、ナギ(50-60cm)、サワラ(60cm以上)と呼び名が変わる出世魚でもある。他の地方名にはサーラ(各地)、ヤナギ(若魚:近畿・四国)などがある。なお、石川県の方言では「サワラ」はカジキを指す。
 最大では全長115cm・体重12kgの記録がある。また、メスの方がオスよりも大型になる。近縁種も含めサバ科の仲間でも特に前後に細長い体型で、左右に平たい。地方名のサゴシは「狭腰」、サワラは「狭腹」の意である。
 口は大きく、顎には鋭い歯がある。側線は波打ち、枝分かれが多い。第二背鰭・尻鰭と尾鰭の間には小離鰭が並ぶ。また、体内には浮力を調整する鰾(うきぶくろ)がなく、鰓耙もごく少ない。体色は背側が青灰色、腹側が銀白色で、体側には黒っぽい斑点列が縦方向に7列前後並ぶ。
 北海道南部・沿海地方から東シナ海まで、東アジアの亜熱帯域・温帯域に分布する。これらは日本海南部・黄海東シナ海に分布する系群と、瀬戸内海から西日本太平沿岸に分布する系群の二つに分けられる。前者は黄海、後者は瀬戸内海を産卵場としている。 春から秋にかけては沿岸の表層を群れで遊泳するが、冬は深場に移る。
 食性は肉食性で、おもにカタクチイワシやイカナゴ等の小魚を捕食する。産卵期は春から初夏で、何回かに分けて産卵を行う。仔魚は当初から鋭い歯をもち、自分と同じくらいの大きさの他魚を貪欲に捕食する。生後1年で46cmほどに成長し、以後は2歳68cm、3歳78cm、4歳84cmほどとなる。成長は温暖な時期に顕著で、冬は成長しない。寿命はオス6年、メス8年ほどである。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  御書根本こそ

  正しき人生の軌道だ。

  大聖人直結の

  創価の誉れも高く

  行学の二道を歩み抜け!

 

       2016年3月10日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 学会は時代の危機を超克する新しい価値を創造―識者。先駆者の誇り胸に

      ◇

 「能く能く心をきたはせ給うにや」御書。青年は大闘争で不屈の生命磨け

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 「他人を利していく生活こそ大善」先師。自他共の幸福へ正義の声を拡大

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 昨年、少年の大麻乱用が80%増加と。命蝕む魔物。官民挙げて排除へ全力を

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 公明が復興のスピードを加速させた―宮城県知事全議員一体で更にリード


聖教新聞:2016年(平成28年)3月10日(木)付】

 

      ※☆*名字の言*※


芸能活動を通して、東北の復興支援活動に参加する女優の倍賞千恵子さんが、原発事故の影響で避難した人々を訪ねた時のこと。その場の空気は重く、握手した手を握り返すくらいしかできない

そんな中、やっと言えた言葉は「私が、頑張ります」だったという(「毎日新聞」昨年10月1日付朝刊)。苦悩する人に希望を持ってほしいと真剣に願う時、人は“自分に何ができるか”に思いを向けるものらしい

原発事故後、母子で避難した婦人部員がいる。未入会の夫は、仕事で福島に残った。夫から「生活は大丈夫か? 子どもは学校で友達ができたか?」と電話があるたび、「大丈夫。それより、あなたの健康を家族で祈っています」と答えた

実は当時、環境の激変に、子どもの気持ちは不安定だった。その中、婦人は見知らぬ土地で、気丈に家族を支えていた。それを知った夫は「俺がしっかり守るから」と入会した。自分が何をすれば、家族が一番幸せになれるかを考えた末の選択だった。現在、家族は同居し、和楽の日々を送る

先日、路傍に咲く福寿草を見つけた。福寿草は種から花を咲かせるまで、5年ほどを要するという。復興5年の春。それぞれが“自分には何ができるか”と深く問いつつ、希望の種をまいていきたい。(代)


聖教新聞:2016年(平成28年)3月10日(木)付】


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