浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

牡丹の芽/今日の俳句 ≪第2084号≫

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≪2016年(平成28年)3月23日(水)≫(旧暦2/15)

 


 ビニールの姐様かむり牡丹の芽
       阿波野青畝

 吹き落ちて松風さはる牡丹の芽
        日野草城

 牡丹の大いなる芽のつめたかり
         林 徹

 待つといふことのゆたかさ牡丹の芽
        斉藤道子

 神苑に小さき炎の牡丹の芽
       池田すみ子


※ 牡丹の芽。
 キンポウゲ科の落葉低木。早春、枯木同然の枝々から燃えるような目を出す。寒さに強く、湧き出る生命力をそなえている。花は四月から五・六月にかけて咲く。まだ冬枯の様の深い庭園に真紅な牡丹の芽は一興をそえる。
→牡丹(夏)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

 

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  仏法は自身の使命を

  開花させる原動力だ。

  そのために 日々

  心を磨きゆけ!

  努力と挑戦を重ねよ!


       2016年3月23日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIは未来の平和の道を開く為に働いている―元首相。人類を導く旭光

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 「中部女性の日」20周年。友に励ましを送る希望の一番星!幸の連帯を拡大

      ◇

 青年部はへこたれるな!うんと戦って歴史を残せ―恩師。不屈の巌窟王

      ◇

 列島各地で桜の開花宣言「対話の春」も本番だ!大きく動いて友情を結べ

      ◇

 青少年外相会合で「軍縮の取り組み加速」を若者が提言!次代の声を聴け

 

聖教新聞:2016年(平成28年)3月23日(水)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

選抜高校野球の熱戦が続く。テレビでは分かりづらいが、球場で野球を見ると、打者が内野ゴロを放ったとき、捕手も追い掛けるように一塁方向に走るのが分かる。一塁手の捕球失敗に備えるためだが、鍛錬を積んだ野手に失策はまれだ。判定が出ると、捕手は自分の守備位置に走って戻っていく

慶應義塾大学の塾長を務めた小泉信三氏は、この姿に感銘を受けたという(『平生の心がけ』講談社学術文庫)。公算が小さくても万一に備え、陰で支え続ける行為に、尊い信念を見たのだろう

ある地区座談会の終了後、ほとんどの参加者が帰った会場で、地区部長が「1、2、3……」と何かを数えだした。学会歌の歌詞カードなどを張り出す際に使った画びょうの数だった。一つも抜け落ちていないことを確認した地区部長は、後片付けを始めた。会場のお宅の家族にけががあってはいけない、との気配りだ

その一部始終を、新入会の壮年が見ていた。「学会には、人のために陰で尽くす人がいっぱいいて、そうした人が一番偉いとたたえるから、すがすがしいよね」。そう言って、一緒に片付けをした

“人のため”という心根は、地中の根のように、目には見えない。だが高潔な志は必ず行動ににじみ出て、人の心を動かしていく。(白)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)3月23日(水)付】


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