浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

木の芽/今日の俳句 ≪第2095号≫

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≪2016年(平成28年)4月3日(日)≫(旧暦2/26)


 故郷へ骨さげくれば芽吹くなり
         小坂順子

 墓山の芽ぶかんとして佐渡が見ゆ
         黒田杏子

 木の芽風燈台白をはためかす
          桂信子

 輝きて木の芽草の芽岳を指す
         寺井谷子

 木の芽雨団子の串を縦に持つ
         中山純子

 

※ 木の芽→芽立ち・芽吹く・芽組む・木の芽時・木の芽雨・木の芽風。
 春になって芽吹く木の芽の総称。木の芽立ちは木の種類・寒暖の違いによる遅早がある。萌黄色・浅緑色・緑色・濃緑色などさまざまに萌え出る木々の芽の美しさは時として花をも凌ぐ。木々の芽吹く時期の雨を木の芽雨。またそのころの風を木の芽風という。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  苦労が人をつくる。

  挑戦が未来を開く。

  新たな歴史の建設へ

  はつらつと進もう!

  若々しい息吹で!


       2016年4月3日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価大学・女子短大で入学式。創立者の期待胸に学問と人格錬磨の青春を

      ◇

 和歌山婦人部の日。常勝の母の祈りは無敵なり。朗らかに友情対話の挑戦

      ◇

 「行動こそ人生だ」文豪。偉大な歴史も小さな一歩から。さあ勇気の大行進

      ◇

 全国の「統監部」の皆様に感謝。広布万年の土台を築く尊行。功徳は三世に

      ◇

 共生の思想を根本に置く公明は日本の宝―識者。立党の精神掲げ堂々戦え


聖教新聞:2016年(平成28年)4月3日(日)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

「あきらめる」は「諦める」とも「明らめる」とも書く。同じ語源だが、漢字の違いで意味合いは随分と変わる

「明らめる」は「物事をはっきりさせる」などの意味。「明らめの強い人」と書けば、「気持ちをうまく切り換え次の行動に移る」「同じところにとどまることをしないで、新しいやり方を見つける」人を表す(『人づきあいが楽しくなる心理学』鈎治雄著、第三文明社

古い知人に連絡しようと思いつつ、気が引けることがある。家庭や仕事など、時の流れとともに、互いの環境には思わぬ変化があるものだ。“だから会わないでおこう”と考えるのが「諦める」。“だから会ってみよう”と行動するのが「明らめる」だろう

小学校の恩師へ手紙を出した。思い切って「今年はぜひともお会いしたいです」と添えた。返信には“病気を経験し、見た目もずいぶん変わってしまったけれども”と、携帯電話の番号が記されていた。久しぶりにメールを送った友人は“転職してバタバタしているけど”と返してくれ、再会の約束ができた

池田SGI会長は「いい方向へ、いい方向へと自分でとらえ、自分で『そうなる』『そうなってみせる』と決めることである」と。対話の春。出会いへ、勇気の一歩を踏み出そう。(満)


聖教新聞:2016年(平成28年)4月3日(日)付】


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