浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

花菜漬/今日の俳句 ≪第2105号≫

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≪2016年(平成28年)4月13日(水)≫(旧暦3/7)

 

 花菜漬遠忌(おんき)の箸にあはあはし
         大野林火

 花菜漬夫(つま)の知らざる石重し
        殿村菟絲子

 花菜漬夜は生き生きと海女の厨
        加藤知世子

 人の世をやさしと思ふ花菜漬
        後藤比奈夫

 ご馳走の舌しめくくる花菜漬
        宇都宮章子

 

※ あぶら菜(ナタネナ)のまだ花にならぬ蕾のうちに、菜と茎と一緒に浅く塩づけした食品。独特の風味があり、料理の付け合せ、茶づけなどに喜ばれる。塩の利いたほど良い。ぬかづけのものもある。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  寒暖差が大きい時期。

  体調管理に気を付けよ。

  環境の変化による

  疲労の蓄積にも注意。

  健康第一の声掛けを!


       2016年4月13日


       ※☆*寸 鉄*☆※


〈寸鉄〉 2016年4月13日

 SGIは“思いやり社会”を築くための模範―識者共生の哲理に世界が期待

      ◇

 徳島女性の日。地域に喜びを広げる婦女の連帯!話と友情の花は爛漫と

      ◇

 「信心だけは命を懸けてやって悔いがないのだ」恩師。生涯不退の闘争を

      ◇

 未成年者の飲酒防止強調月間。勧められても「断る」勇気でわが身を守れ

      ◇

 再生可能エネルギーの伸び率、昨年は過去最高と。「持続可能な社会」へ総力


聖教新聞:2016年(平成28年)4月13日(水)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

「妻との約束を果たせました」。大阪の壮年部員から連絡を頂いた。出身地の香川に、3000本の桜を植樹できたとの知らせだった

植え始めたのは、壮年の妻である。10年前、亡き友人をしのぶために香川県仲多度郡満濃池に植樹。以来、故郷を桜の名所に、と植樹を進めた。活動を広げるためNPO法人化もしたが、その2年後、患っていたがんが再発。1000本まで植え、「3000本まで植えたい」と夫に託し、霊山へ旅立った

活動を引き継いだ壮年は、妻をしのんで桜を植え続け、今月3日、計3015本を達成。記念式典には香川県知事も出席した。「戦時中、香川は空襲を受けました。桜を植える中、私は、多くの人と平和への思いを共有することができた。貴重な機会をくれた妻に、感謝は尽きません」と壮年は語っていた

アフリカで3000万本の植林活動を進め、池田SGI会長と語らったワンガリ・マータイ博士は、「木を植える時、私たちは『平和と希望の種』を植えているのです」と述べている

春咲く花、夏に茂る緑、秋風に舞う枯れ葉、雪に耐える幹の太さで、木々は命の強さ、美しさを教えてくれる。移ろいゆく季節を呼吸しながら、人もまた、素晴らしき人生の軌跡を描いていきたい。(暫)


聖教新聞:2016年(平成28年)4月13日(水)付】


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