浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

ヒヤシンス/今日の俳句 ≪第2109号≫

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≪2016年(平成28年)4月17日(日)≫(旧暦3/11)

 

 敷く雪の中に春置くヒヤシンス
       水原秋櫻子

 室蘭や雪ふる窓のヒヤシンス
        渡辺白泉

 遺失物係の窓のヒヤシンス
       夏井いつき

 水にじむごとく夜が来てヒヤシンス
         岡本眸

 ヒヤシンスしあわせがどうしても要る
        福田若之


※ ヒヤシンス・風信子・飛信子、(学名: Hyacinthus orientalis)
 シネラリヤ(Cineraria)が正しい。和名富貴菊・蕗桜・観賞用植物として明治時代(1880年前後)になって渡来したキク科の越年草。シネラリヤのシネ(死ね)を忌んでサイネリヤと呼ぶ。
 早春の鉢植え・切り花用に盛んに栽培される。茎の上部で分枝し、散房花序をなして多数の美しい頭花を開く。舌状花は一〇ないし一二個で色彩の変化品が多く、紅・紫・濃紫・赤紫・白など。咲き方にも八重・一重・星咲き・カクタス咲きなどがある。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  いかなる困難も

  必ず変毒為薬できる。

  それが妙法の

  偉大な力用だ。

  今こそ不屈の信心を!

 


       2016年4月17日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIは社会に開かれた革新的な宗教運動の先駆―博士。友好対話に邁進

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 「先ず四表の静謐を祷らん者からん者か」と大聖人。立正安国こそ我らの誓願なり

      ◇

 座談会は仏の集い。宿命打ち破る力が湧く―恩師自他共の人生勝利へ勇躍

      ◇

 障がい者マーク認知度低し。細かな配慮は人権意識の表れ。まず自分から

      ◇

 熊本で余震続く。危険な場所には絶対近づくな。人命第一・安全最優先で


聖教新聞:2016年(平成28年)4月17日(日)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

災害時には、初動の速さが求められる。阪神・淡路大震災が起こった1995年(平成7年)1月17日の深夜、被災地の兵庫には、関西はもとより各地から救援物資が届き始めていた。交通が寸断されるなか、チャーター船、バイクなど、あらゆる手段で、“負けたらあかん”との思いを乗せて――▼熊本県を中心に、強い地震が頻発している。今回も、最初の強い揺れがあった14日の深夜、学会の九州災害対策本部の手配で、直ちに福岡から救援物資が出発。避難者のいる熊本の各会館に届けられた

災害の際には、自分自身を守る「自助」、地域で協力する「共助」、行政機関が主体の「公助」の三つが大切だ。その上で、個人がライフラインなどの生活手段を奪われた初期段階では、「公助」とともに「共助」の力が、何よりも必要になる

先日に取材した同県天草市の友が気になり、連絡をとった。地震後、阪神・淡路大震災を経験した神戸市長田区や兵庫区の同志から早速、連絡があったという。「すぐに連絡をくれた、その真心がありがたくて」と、ある婦人が話していた

被災地への応援は「物」だけではない。「心の絆」は距離を超える。被災者の無事安穏を真剣に祈り、励ましを送りたい。本紙も、その使命を果たしたい。(芯)


聖教新聞:2016年(平成28年)4月17日(日)付】


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