浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

連翹/今日の俳句 ≪第2116号≫

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≪2016年(平成28年)4月24日(日)≫(旧暦3/18)


 連翹の奥や碁を打つ石の音
        夏目漱石

 れんげうやこゑこそ妙にをとめどち
       上田五千石

 連翹の雨がみぞれにみぞれが雪に
        林原耒井

 連翹や真間の里びと垣を結はず
       水原秋櫻子

 連翹が色めきわたり明日を待つ
        細見綾子

 

※ モクセイ科の落葉低木で中国原産。当初は薬用として伝わった。早春、葉の出る前に、鮮黄色をした筒状の四弁花をびっしり枝ごとにつける。蔓のように長く伸びた枝に咲く花は遠目にも鮮烈。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  陰で奮闘する友を

  最大に讃えよう!

  「感謝の言葉」

  「温かな心配り」が

  前進への原動力となる。


       2016年4月24日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 苦しみ悩んでいる人を救うのが本当の宗教―恩師創価三代の大闘争に続け

      ◇

 「空飛ぶ者の王たり鷲のごとし」。友情の拡大へ!青年よ意気揚々と挑戦を

      ◇

 熊本の被災家屋の危険度判定、実施のスピードに地域差。安全確保へ総力

      ◇

 災害時の避難場所、家具の転倒防止、非常持ち出しを再確認。備え万全に

      ◇

 公明は日本の将来の方向性を示す羅針盤―識者。庶民守る政治を断行せよ


聖教新聞:2016年(平成28年)4月24日(日)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

“建築家詩人”といわれた立原道造氏は、住宅建築も詩作も、ともに人間生活の発露と考えていた

親交のあった文学者の中村真一郎氏は「建築と詩とは、彼にとってひとつの精神活動の二つの現れに過ぎなかった」と書き、立原氏自身も「住宅とエッセイの本質する精神は一致してゐる。住宅のすぐれたデザイナアは、それ故にしばしばすぐれたエッセイイストである」(『立原道造全集4』筑摩書房)と述べた

一見、畑違いに思える分野にも、突き詰めると通底するものが見えてくる。ミュージシャンを夢見て、東京にいた男子部員が、長野に暮らす父から「家業の養蜂業を継いでほしい」と請われた。“家業を絶やしたくない。でも、夢も捨てたくない”。彼は悩み、真剣に祈り、自分と向き合った

出した答えは“どちらもやり切る”。祈る中で、生きる根本目的は、人の幸福に尽くすことであり、養蜂も音楽も、そのための道と確信できた。長野に帰り3年。今では養蜂の傍ら、音楽家として地域のイベントやラジオ番組に出演。“歌う養蜂家”の愛称ももらった。「音楽で人々に希望を送る夢もかないました」

“何のため”の目的観を確立する時、漠とした願望は、果たすべき使命に変わる。そこから、人生の突破口は開かれる。(市)


聖教新聞:2016年(平成28年)4月24日(日)付】


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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月23日(土)付

ゴールデンウイークも間近。心地よい陽気に誘われ、家族連れで外出する機会も増えよう。その際、十分に注意したいのがベビーカー。今月も東京メトロ半蔵門線で、ベビーカーが電車のドアに挟まれたままホーム端まで引きずられ、破損する事故が起きた。幸い、子どもは乗っていなかったが、あわや大惨事だった

この事故では男性がベビーカーを押して乗車しようとし、前輪の細いパイプ部分がドアに挟まれた。東京メトロの場合、挟まり事故を防止するドアセンサーは1.5センチ未満では作動しないため、電車は発車した

事態を重視した国土交通省は鉄道各社を集めた緊急会議を開き、安全確保を求めた。各社それぞれ異なるセンサー精度の再検討を含め、再発防止策を急いでほしい

一方、ベビーカー利用者は早めに乗り降りし、駆け込み乗車はしないのが鉄則。できるだけ混雑時の乗車も避けたい。また、駅のエスカレーターや階段では子どもを降ろすこと。ベビーカーを押しながら、スマホを使っている親も一部にいるが、こうしたマナー違反は論外だ

もう一つ、ベビーカー利用者が他の乗客に遠慮し最後に乗り込む姿も目にするが、周囲の乗客も気遣いや積極的な手助けを心掛けたい。幼い子を連れていても安心して外出できるよう、皆で安全意識を高めたい。(翼)