浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

霞草/今日の俳句 ≪第2122号≫

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≪2016年(平成28年)4月30日(土)(旧暦3/24)≫

 

 


 霞草紙人形も二重帯
     花谷和子

 聞こえる耳の側に連れ立つ霞草
    谷原みち子

 乳母車通ればそよぐ霞草
     石原八束

 霞草父親学級椅子浅し
     細川加賀

 反り合はぬ花のなきかに霞草
     佐藤博美

 

※ 霞草・群撫子・花糸撫子
 コーカサス地方原産のナデシコ科の一年草。切り花用として広く栽培されている。茎の高さ三〇~五〇センチ。茎は円柱形で直立し、上方で再三、二又分岐して枝を広げる。葉は皮針形で対生し、先が長く尖り、基部は浅い心臓形。
 三、四月ごろ白く小さな花を細い枝にいっぱいつける。カスミ草は俗称で、群撫子が正しい名。花柄が糸のようなので、花糸撫子ともいう。シソ科のホトケノザを、一名カスミソウというが、本種とはまったく別の植物である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 

 


       ※☆*わが友に贈る*☆※


  絶対無事故の

  有意義な連休を!

  くれぐれも安全運転で!

  戸締まりや火の元も

  指さし点検で厳重に!

 

       2016年4月30日

 

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 大阪で「関西広布史記念展示」。常勝の原動力は師弟の絆。青年よ後継げ

      ◇

 対話は相手の悩みに触れ求める事に応えよ―恩師同苦の心と誠実の行動で

      ◇

 「我が一念に納めたる功徳善根なり」。陰の労苦は福徳に。大確信で前進

      ◇

 世界の再生可能エネルギーの成長が過去最高と。人知を集めて地球を守れ

      ◇

 熊本地震の本震から2週間。心のケアも課題に。今こそ励ましの光広げて

 

聖教新聞:2016年(平成28年)4月30日(土)付】

 

 


      ※☆*名字の言*※

 

「古典(クラシック)」という言葉は、ラテン語で「艦隊」の意味を持つクラシスに由来するという

つまり国家を守る艦隊のように、人生の危機にあって精神の力となる書物や作品を古典と呼ぶようになった。哲学研究者の今道友信氏が『ダンテ「神曲」講義』(みすず書房)で紹介している

ダンテは、愛する人との死別と故郷フィレンツェからの追放という二重苦の中で『神曲』を完成させた。以来、700年間読み継がれ、難解ではあるが、苦難と戦う人々の光となってきた。この1万4千行に及ぶ叙事詩を貫くもの。それは逆境にあっても断じて屈しない、人間の意志の力への信頼ではないだろうか。ダンテはつづる。「再び立ち上がれ、そして勝つのだ」(今道訳)

神曲』は師ウェルギリウスと弟子ダンテの師弟の物語でもある。試練の山を越えるため、自らを引き上げる師の存在が不可欠であることを詩人は知っていた。若き日からダンテを愛読した池田SGI会長は『神曲』を通して語る。「師弟の闘争があるところ、魂の旋律ともいうべき偉大な『歌』が生まれます」と

今、師の心を胸に苦難と戦う不屈の友の言葉が本紙に記される。「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ)として後世の希望と輝くに違いない。(進)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)4月30日(土)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 


【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月29日(金)付

久しく忘れていた名言を見つけた。「着眼大局、着手小局」である。全体を大きく見て戦略を構想し、実践は小さなことを積み重ねていくという意味だ。磯田道史著『司馬遼太郎スペシャル』(NHK出版)にあった

荀子の言と思ったが、机上に置いてある『中国古典名言事典』(諸橋轍次著/講談社学術文庫)の「荀子」の章にはなかった。磯田氏によれば、「戦略構想の基本として語られる言葉」らしい。今も企業理念に据える経営者がいるのには、合点がいく

きょうから、大型連休に突入した。各党が夏の参院選をにらみ、本腰を入れ活動を展開する時期でもある。文字通り「着眼大局、着手小局」が問われてこよう。ただ、決して忘れてならないのは、一つ一つの「着手小局」が戦略を生かし、勝ちを呼び込むカギであるということだ

「勝負の神様は細部に宿る」。かつて小欄で紹介した、サッカー・ワールドカップ元日本代表監督の岡田武史氏の言葉だ。ナポレオンが「戦闘の運命は時々些細な事柄で決められる」と記した逸話は有名である。結果を分かつ原理なのだろう

参院選公明党比例区に加え、過去最多の7選挙区で候補を擁立。歴史的勝利に挑む。それは人目には小さく見える「私の歴史的勝利」が重なり合って初めて可能となろう。いよいよ“対話の大波を”と誓い、願う。(田)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪2016年(平成28年)4月30日(土)(旧暦3/24)≫

 

 


 霞草紙人形も二重帯
     花谷和子

 聞こえる耳の側に連れ立つ霞草
    谷原みち子

 乳母車通ればそよぐ霞草
     石原八束

 霞草父親学級椅子浅し
     細川加賀

 反り合はぬ花のなきかに霞草
     佐藤博美

 

※ 霞草・群撫子・花糸撫子
 コーカサス地方原産のナデシコ科の一年草。切り花用として広く栽培されている。茎の高さ三〇~五〇センチ。茎は円柱形で直立し、上方で再三、二又分岐して枝を広げる。葉は皮針形で対生し、先が長く尖り、基部は浅い心臓形。
 三、四月ごろ白く小さな花を細い枝にいっぱいつける。カスミ草は俗称で、群撫子が正しい名。花柄が糸のようなので、花糸撫子ともいう。シソ科のホトケノザを、一名カスミソウというが、本種とはまったく別の植物である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 

 


       ※☆*わが友に贈る*☆※


  絶対無事故の

  有意義な連休を!

  くれぐれも安全運転で!

  戸締まりや火の元も

  指さし点検で厳重に!

 

       2016年4月30日

 

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 大阪で「関西広布史記念展示」。常勝の原動力は師弟の絆。青年よ後継げ

      ◇

 対話は相手の悩みに触れ求める事に応えよ―恩師同苦の心と誠実の行動で

      ◇

 「我が一念に納めたる功徳善根なり」。陰の労苦は福徳に。大確信で前進

      ◇

 世界の再生可能エネルギーの成長が過去最高と。人知を集めて地球を守れ

      ◇

 熊本地震の本震から2週間。心のケアも課題に。今こそ励ましの光広げて

 

聖教新聞:2016年(平成28年)4月30日(土)付】

 

 


      ※☆*名字の言*※

 

「古典(クラシック)」という言葉は、ラテン語で「艦隊」の意味を持つクラシスに由来するという

つまり国家を守る艦隊のように、人生の危機にあって精神の力となる書物や作品を古典と呼ぶようになった。哲学研究者の今道友信氏が『ダンテ「神曲」講義』(みすず書房)で紹介している

ダンテは、愛する人との死別と故郷フィレンツェからの追放という二重苦の中で『神曲』を完成させた。以来、700年間読み継がれ、難解ではあるが、苦難と戦う人々の光となってきた。この1万4千行に及ぶ叙事詩を貫くもの。それは逆境にあっても断じて屈しない、人間の意志の力への信頼ではないだろうか。ダンテはつづる。「再び立ち上がれ、そして勝つのだ」(今道訳)

神曲』は師ウェルギリウスと弟子ダンテの師弟の物語でもある。試練の山を越えるため、自らを引き上げる師の存在が不可欠であることを詩人は知っていた。若き日からダンテを愛読した池田SGI会長は『神曲』を通して語る。「師弟の闘争があるところ、魂の旋律ともいうべき偉大な『歌』が生まれます」と

今、師の心を胸に苦難と戦う不屈の友の言葉が本紙に記される。「未来までの・ものがたり」(御書1086ページ)として後世の希望と輝くに違いない。(進)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)4月30日(土)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 


【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月29日(金)付

久しく忘れていた名言を見つけた。「着眼大局、着手小局」である。全体を大きく見て戦略を構想し、実践は小さなことを積み重ねていくという意味だ。磯田道史著『司馬遼太郎スペシャル』(NHK出版)にあった

荀子の言と思ったが、机上に置いてある『中国古典名言事典』(諸橋轍次著/講談社学術文庫)の「荀子」の章にはなかった。磯田氏によれば、「戦略構想の基本として語られる言葉」らしい。今も企業理念に据える経営者がいるのには、合点がいく

きょうから、大型連休に突入した。各党が夏の参院選をにらみ、本腰を入れ活動を展開する時期でもある。文字通り「着眼大局、着手小局」が問われてこよう。ただ、決して忘れてならないのは、一つ一つの「着手小局」が戦略を生かし、勝ちを呼び込むカギであるということだ

「勝負の神様は細部に宿る」。かつて小欄で紹介した、サッカー・ワールドカップ元日本代表監督の岡田武史氏の言葉だ。ナポレオンが「戦闘の運命は時々些細な事柄で決められる」と記した逸話は有名である。結果を分かつ原理なのだろう

参院選公明党比例区に加え、過去最多の7選挙区で候補を擁立。歴史的勝利に挑む。それは人目には小さく見える「私の歴史的勝利」が重なり合って初めて可能となろう。いよいよ“対話の大波を”と誓い、願う。(田)