浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

五月/今日の俳句 ≪第2123号≫

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≪2016年(平成28年)5月1日(日)(旧暦3/25)≫

 


 子の髪の風に流るる五月来ぬ
        大野林火

 牛飼のわが友五月来りけり
       橋本多佳子

 五月の夜未来ある身の髪匂う
       鈴木六林男

 肉桂の葉噛みて五月の母の唄
       磯貝碧蹄館

 わがつけし傷に樹脂噴く五月来ぬ
        木下夕爾

 

※ 五月・五月来る・聖五月
 陽暦では晴天の日が多く、芍薬・薔薇が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニックの好季節となる。薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蝿や蚊が出てくると、あたりはいよいよ夏らしくなる。陰暦では「月見ぬ月」ともいわれ、梅雨の時期にあたる。
→皐月


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  理想に生きる人は

  いつも若々しい。

  清流のごとき信心で

  今日も新たな挑戦を!

  栄光の自分史を綴れ!

 


       2016年5月1日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の5月が開幕。全ての生命が萌え出る季節。颯爽と動き友情を拡大!

      ◇

 会長の提言には展望と現実変革への方途がある―教授。人類協調の羅針盤

      ◇

 「言と云うは心の思いを響かして声を顕す」。自身の感動を大情熱で語ろう

      ◇

 熊本の避難所、昼夜の寒暖差大きく。水分補給や服装の工夫など声掛けを

      ◇

 公明の子育て支援策は日本社会を強くする―識者確かな実績を更に重ねよ

 

聖教新聞:2016年(平成28年)5月1日(日)付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

映画監督の新藤兼人さんは、10歳の時に母が縫ってくれた着物を生涯、大切にした。もともとは子ども用の筒袖だった。20歳近くになり、もう着る機会もないと処分しようとした時、袂が縫い込んであることを発見した

その時、既に母は亡くなっていた。大人になっても着られるように、との心遣いを知り、新藤監督は衝撃を受けた。「縫いこんであった袂のあたりには、母のたましいがしみこんでいる気がする」と(『蔵の中から』旺文社)

「これ、宝物なんです」。ある壮年部員に、使い込まれたノートを見せてもらった。見開いた左側に1年間の暦が手書きされ、右側には毎月の決意を書く欄がある。1980年に始まり、2030年まで、51年分が収まっていた

その壮年部員が未来部の時代を過ごした故郷の婦人部員から、「中等部になったお祝いに」と贈られたものという。表紙には「創立100周年へ 同志と共に!」の文字が。中には、これまでの壮年の決意と信心の足跡が書かれてあった

一人の未来部員の半世紀先までの成長を願いながら、真心込めてノートを作った婦人の姿を思うと、胸が熱くなる。5月は、3日が「創価学会母の日」で、8日は「母の日」。全ての創価の母に感謝し、わが広布の決意を新たにしたい。(城)


聖教新聞:2016年(平成28年)5月1日(日)付】


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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月30日(土)付

仕事帰りに駅のホームで電車を待っていると、どこからか「ピーピー」と、ひなのさえずりが聞こえてくる。周囲に木々はなく、前面のコンクリート壁上部に開けられた穴から聞こえてくるようだ

20~30センチぐらいの直径で、以前、そこを野生のハトが出入りするのを目撃したことがある。無機質なコンクリート壁の穴を活用するハトの知恵に思わず笑ってしまったものだ

新緑の季節を迎え、街の鳥たちがにぎやかになっている。スズメやカラスに加えツバメも見られるようになった。昨年見た巣で子づくりの準備に忙しそうだ◆新しい命の誕生はいいものだ。悲惨な熊本地震の地でも生後8カ月の女児が救出された話に続き、「読売」(20日付)や「東京」(同夕刊)、「毎日」(21日付)各紙が、本震の日に誕生した、それぞれ違う赤ちゃんを紹介していた

その報道に闇夜を照らす一条の光を見た方もおられよう。「すべての嬰児は、神がまだ人間に絶望していないというメッセージをたずさえて生まれてくる」(インドの詩聖タゴール)。未来の希望をもたらす赤ん坊たち

だから公明党は「妊娠・出産支援」に全力だ。その結果、例えば出産育児一時金は子ども1人42万円まで増額され、妊婦健診14回分は公費助成に。思いの強さが大きな実績へ実を結んでいる。(六)