浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

黒鯛/今日の俳句 ≪第2134号≫

f:id:knowinglykunchangtan:20160512055211j:plain

≪2016年(平成28年)5月12日(木)≫(旧暦4/6)


 黒鯛(かいず)釣る薄暑の波濤日を揺りぬ
           西島麦南

 黒鯛(ちぬ)くるか角建網の尖(さき)揺れは
           加藤楸邨

 黒鯛旨しと言ひてかそかに点滴中
           赤尾兜子

 黒鯛(ちぬ)釣に虹たつ濤のしづまりぬ
           西島麦南

 黒鯛釣るや与謝の入海あをあをと
          深見けん二

 


※ 黒鯛・ちぬ・ちぬ釣
 タイ科のクロダイ属の黒色の鯛。東京ではクロダイ、やや小さいのをカイズ、さらに小さいのをチンチンと呼ぶのに対し、関西では普通チヌという。夜釣りで獲る。本州中部以南の水深の浅い沿岸部に多い。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 

       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  拡大への勢いは

  躍動の座談会から!

  わが活動体験を

  生き生きと語ろう!

  歓喜と決意の集いに!


       2016年5月12日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 創価の師弟は折伏精神で戦い、勝った―恩師。勇敢な破邪顕正の大行進を!

      ◇

 幹部の眼はサーチライトの如く。広布の前進支える「陰の人」を見つけ激励

      ◇

 「浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」。若人よ立正安国の大願へ進め

      ◇

 国際看護師の日。命守る白樺の友の献身に感謝。抜苦与楽の薬王菩薩よ!

      ◇

 盲導犬の使用者の9割、入店拒否等を経験と。世界に恥じぬ共生社会築け


聖教新聞:2016年(平成28年)5月12日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

「できれば春に日本を訪れたい」。ソ連国家元首として、初来日する意向を明かしたゴルバチョフ大統領に、池田SGI会長はすかさず聞いた。「訪日の際には広島にも行かれますか」。「訪れたいと思います」と返した大統領は、会見の翌1991年の来日の際、もう一つの被爆地・長崎訪問を果たした

世界の、とりわけ核保有国の指導者は広島・長崎を訪れるべきだ――これはSGI会長の一貫した主張だった。「政治」といっても、それを動かすのは「人」である。指導者が実際に被爆地に立ち、過去の惨状を目にし、耳で聞く。それを伝える報道によって、世界の人々が核戦争の実態を知る。その価値は計り知れない

米国のオバマ大統領が今月27日、広島を訪問すると発表された。米国では今も、「原爆が戦争終結を早めた」と正当化したり、日本軍の真珠湾攻撃を引き合いに出す意見も根強い中、下した英断を評価したい

広島・平和記念公園の原爆慰霊碑には「過ちは繰返しませぬから」と。書かれなかった主語は、米国人でも日本人でもなく“全人類”だったという

今回の訪問が加害・被害の「恩讐の論理」を超えて、核兵器の非人道性を直視し、核廃絶へ世界の民衆を結ぶ、歴史的な機会となるよう期待してやまない。(飛)


聖教新聞:2016年(平成28年)5月12日(木)≫付】

 


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡