岩魚/今日の俳句 ≪第2139号≫
≪2016年(平成28年)5月17日(火)≫(旧暦4/11)
ひとすじの煙の青さ岩魚捕
宇多喜代子
みなそこの岩魚に憂の日もあるや
細谷源二
岩魚あり酒なき膳の箸を割る
本田一杉
岩魚焼く山国の星瞭かに
西村公鳳
滝の音岩魚焼く火の暮れ残り
古賀まり子
※ サケ科。ヤマメと同じぐらいの大きさで、ヤマメよりもさらに上流の雪解けの冷たい小流などに多く棲む。肉は淡白。塩焼きにしたものは、ヤマメ・アユよりもうまい。岩魚釣は、山女釣よりも、さらに渓流をさかのぼるので、素人には釣り場へ行くまでが容易でない。人跡未踏の深い渓谷などで獲れるので、雨や風を避けるために急造の岩魚小屋などに泊まり込んで釣る。岩魚宿はイワナを食べさせる山小屋や山間の宿屋である。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
さあ今日も朗らかに
勇んで人間の中へ!
地道な友好交流
温かな訪問激励で
新しい絆を結べ!
2016年5月17日
※☆*寸 鉄*☆※
「日蓮一度もしりぞく心なし」。大聖人の闘魂は創価に脈々。前進また前進
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男女青年部の「部長」が奮闘!颯爽たる行動に皆が続く。青春の圧勝劇を
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世の役に立つ事をすれば疲れは覚えない―偉人。広布に動けば功徳も絶大
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熊本の被災者情報を一元化へ。迅速な生活再建へ産・学・官の知恵を結集
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世界高血圧デー。適切な食事・運動で生活習慣を改善。自らが健康博士に
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月17日(火)付】
※☆*名字の言*※
日本を代表する磁器の有田焼は、本年で創業400周年。初代酒井田柿右衛門が色絵磁器を完成させて以来、15代まで伝統を継ぎ、美を昇華し続けるのが、柿右衛門窯だ
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人間国宝の14代柿右衛門は生前、本紙で、13代の父との逸話を語った。若き日に出品した展覧会。父が自分の作品を見て、「あれは駄目だ。出すと恥をかくぞ」と職人に言う。職人が「止めたらどうですか」と返すと、父は「出させろ」と
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「作品を世の中に出すということは、自分の生き方を大衆の面前にさらしていくということ」を父は教えようとしたのだ。父は、親というより師匠だった。「師弟という仕組みにはまって初めて人間の生活や文化は、生き続いているわけですし、それをいい形で未来へ残していきたいですね」と14代は語った
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14代は、イギリスのタプロー・コートなど、SGIの諸施設を訪れたことがある。それらの建物は、師・戸田第2代会長の遺志を継ぎ、世界へ創価の大道を広げた、池田SGI会長の行動の証しである。14代は、SGI会長が揮毫した「道」という字を、鮮やかな朱の筆で、飾り皿に描いた
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師弟不二の大闘争で開かれた、世界広宣流布。その後に続く人々が、踏み固め、広げていってこそ、それは不朽の大道となる。(将)
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月17日(火)≫付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年5月16日(月)付
南米初開催のブラジル・リオデジャネイロ五輪まで3カ月を切った。五輪の機運は一段と高まってきたが、五輪直後の9月7日に同地で開幕するパラリンピックにも注目したい
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パラリンピックは第2次世界大戦後の1948年、医師のルートヴィヒ・グットマン博士が傷痍軍人のリハビリのため英国で開いたアーチェリー大会が起源。その後、世界最高峰の障がい者スポーツの祭典へと発展した。今大会は170以上の国・地域から4000人を超す参加が見込まれ、過去最大規模になるという
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「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」。パラリンピックの父・グットマン博士の名言通り、障がい者が持てる力の限界に挑む姿は崇高で美しい。多くの人に感動と勇気を与えてくれる。その重要さはスポーツの世界だけに限らない
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障がい者が社会参加し、存分に自己表現していくためには、障がいを理由にした差別的扱いの禁止に加え、例えば車いす用のスロープ設置、手話や点字による表示といった、障がい者を手助けする「配慮」が欠かせない。公明党の強力な推進で4月に施行された障害者差別解消法の目的も、そこにある
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公明党は今後も、障がいの有無を問わず、誰もが人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会の実現に全力を尽くしたい。(翼)