夏めく/今日の俳句 ≪第2140号≫
≪2016年(平成28年)5月18日(水)≫(旧暦4/12)
夏めくや海老天の尾のよく跳ねて
河口宏子
おきばりやす声に夏めく祇園の灯
荻野千枝
眼鏡拭くたびに夏めく空であり
岡田菫也
夏めくや海より生れしいろの蝶
朝倉和江
ゆくほどに夏めく風の岬かな
倉田紘文
※ 夏めく
晩春の頃、すでにこの感じはあるが、五月も末になって蝿や蚊が出はじめ、肌が汗ばむのをおぼえると、いっそうはっきりと夏が感じられる。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
人生は自身との戦いだ。
朗々たる題目で
「たゆむ心」を排し
眼前の課題に
「つよる心」で挑み抜け!
2016年5月18日
※☆*寸 鉄*☆※
願うのみで行動せずとの横着では叶わない―恩師広宣流布へ!喜び勇んで
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秋田の日。師弟の誓いは友の心に赤々!不屈の負けじ魂で堂々たる凱歌を
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迅速な「報告・連絡・相談」こそ組織の生命線なり。スピードで勝利の道開け
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復興庁が6月を東北復興月間に。現状を国内外に発信と。皆で支援着実に
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G7科学相が高齢者の為の技術活用を討議。人間の幸福への協力体制築け
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月18日(水)付】
※☆*名字の言*※
東京富士美術館企画の「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」の東北展が、仙台市の宮城県美術館で好評だ(29日まで)
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今年は、仙台藩主・伊達政宗が派遣した「慶長遣欧使節団」がフィレンツェを訪れて400年。一行も触れたであろう「美の空間」の一端が東北に来たことは感慨深い
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支倉常長らの使節団を乗せた船が、現在の石巻市を出航したのは1613年。慶長大津波が東北を襲った2年後だった。一行は、故郷の復興を願いつつ、命懸けで、7年の間に太平洋を2度往復し、スペイン国王やローマ教皇と謁見した。だが、やがて日本は鎖国へ。交渉は実らず、壮挙は歴史の波間に埋もれてしまった
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それが再び、日の目を見たのは幕末だった。岩倉具視を正使とする使節団が1873年、ベネチアの公文書館で、支倉が署名した書簡2通を観覧する。「堂々たる使節として処遇され、帰国した」と聞かされ、2世紀も前の東北人の奮闘に驚嘆した。支倉らの努力は、かの国の人々に鮮烈に刻まれていたのだ
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レオナルドは言った。「人間はやり通す力があるかないかによってのみ、称賛、または非難に値する」(五十嵐見鳥訳)と。私たちも、“創価の大使”の誇りで、誠実に、勇敢に対話の輪を広げよう。(朱)
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月18日(水)≫付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年5月17日(火)付
「繁華街を歩いている時に、大地震が来たらどうする?」。自宅で妻に問い掛けられた。「公園などに逃げる」と答えたが、実際の地震時に、うまく避難できるのか。上からガラスやコンクリート片が降り注いでくることもある。「そんな時は、近くの新しそうなビルに逃げ込むのよ!」と妻が解説した
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実はこれ、昨年秋に東京都が都内全家庭に配布したハンドブック「東京防災」に書かれている、震災時に取るべき行動の一つだ
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「東京防災」には、丸めた新聞紙をポリ袋に詰め、足を入れて暖を取ることや、布と10円玉を使って単3電池を単1に変える方法など、災害時に役立つ実用情報が満載。全国の主な書店でも販売されたが、熊本地震後は品薄状態だという。電子書籍版は今も無料で配布されている
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全国どこでも、いつ大地震に見舞われるか分からないという危険をあらためて実感させた今回の地震。わが家の災害への備えも、この機会にもう一度、確認しておきたい
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防災システム研究所の山村武彦所長は、家庭でも1週間分の備蓄をしておくことを推奨。そして災害の拡大を防ぐためには、近隣で助け合う「近助」が大事だとも語っている(本紙5月14日付)。近隣との日頃の対話の中で、いざという時に助け合う仕組みも話し合っておこう。(千)