百日紅/今日の俳句 ≪第2147号≫
≪2016年(平成28年)5月25日(水)≫(旧暦4/19)
奈良坂の家うち暗きさるすべり
桂 信子
駆落のごとき所帯よ百日紅
伊丹啓子
百日紅つかれし夕べむらさきに
橋本多佳子
地上絵をちりちりちりと百日紅
葉月ひさ子
※ 百日紅→百日紅(ひゃくじつこう)・白百日紅。
ミソハギ科の落葉高木。原産地はインド。江戸時代に中国から渡来し、寺の境内などに植えられた。7月ごろ紅い花をむらがり咲かせ、花期が百日に及ぶところから百日紅と名付けられた。花は淡紫色・白などがある。和名のさるすべりは、木肌がつるつるして猿でも滑りそうだというところから出ている。炎天に梢の紅や白のさるすべりの花が揺れるさまは、はるかな日々を思い出させてくれるようである。
【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
※☆*わが友に贈る*☆※
二度と来ない今日
自身の課題は何か。
なすべき使命は何か。
朝の誓願の祈りから
日々新たな出発を!
2016年5月25日
※☆*寸 鉄*☆※
青年は「自分には力がある。絶対負けないぞ」と頑張れ―恩師。勇敢に挑め
◇
兵庫の東神戸・中央神戸・西神戸総県が総立ち!常勝の要から破竹の進撃を
◇
打ち合わせ・会議は要点絞り短時間で。価値的リズムで全幹部が最前線へ
◇
熱中症は室内でも発症。高齢者は特に注意。冷房利用、水分・塩分補給賢く
◇
真の政治家は声なき人の声を聴く―中国の古典。公明は徹して庶民と共に
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月25日(水)付】
※☆*名字の言*※
東京のある区に、結成22年になる壮年部の合唱団がある。毎月、地域の高齢者施設や行事などに赴き、元気な歌声を届ける。先日は、慰問演奏を続けてきた施設から、感謝の寄せ書きが贈られたそうだ
▼
合唱団のレパートリーに、昭和の名作曲家・古関裕而氏の曲がある。その名を知らなくても、高校野球の夏の大会歌「栄冠は君に輝く」を知る人は多いだろう。軽やかなリズムで歌うと、聴く人の顔も明るくなっていくという
▼
古関氏は国民的な楽曲を世に送る一方、校歌も数多く手掛けた。ある時、氏のもとに、北海道の小学校の校長から校歌の作曲依頼が届いた。手紙には、小さな学校ゆえ予算が足りず、満足な御礼はできないが、思い切って連絡しました――と綴られていた。氏は熱意に応え、無償で曲を作った
▼
後日、氏の自宅に一斗缶に入った小豆が届いた。校歌の御礼にと、児童たちが家から一握りずつ持ち寄ったものだった。真心の詰まった御礼に、氏は胸を熱くした
▼
「人は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せなのだ」と言ったアメリカの哲学者がいた。歌は、時を超え、地域を超えて人を結び、幸福を生み出す力を持つ。学会にも、そうした名曲の数々がある。晴れ晴れと学会歌を歌いながら、幸の道を進んでいこう。(朋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月25日(水)≫付】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年5月24日(火)付
雨が降り出したので傘を差すと、5ミリほどの虫が大粒の雨の中を必死に進もうとしているのが眼下に見えた。雨が当たって痛いと感じる人間はいないだろうが、虫にとってはどうなのだろうかと、ふと考えてしまった
◆
大学1年時に中学時代の友人と再会してビックリしたことがある。中学3年時、身長140センチで“豆”というあだ名だった彼が頭上から声を掛けてきたのだ。高校3年間で50センチ身長が伸びたという。「中学生のころはバスで人の頭を見上げていたが、今では見下ろしている。違う人生を2度経験しているみたいで不思議だ」と振り返っていた
◆
どんなことに悩み、苦しんでいるかは相手の身になってみないと分からない。ただ“相手の身”になるのは難しい。寄り添い協力することから“相手の身”に近づきたい
◆
「大衆とともに」という立党精神そのままに、公明党も徹底してそれを心掛けてきた。作家の有吉佐和子さんは、ベストセラー著書「複合汚染」の中で「公害に最も大きい関心を寄せ、熱心に勉強し、実績をあげている政党は、どの革新政党よりも公明党だと、住民運動をしている人たちは口を揃えて言う」と評価した
◆
熊本地震被災者支援募金と称して党活動資金をかすめ取ろうとするような政党には“相手の身”など千年かかっても分かるまい。(爽)