浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

梔子の花/今日の俳句 ≪第2148号≫

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≪2016年(平成28年)5月26日(木)≫(旧暦4/20)

 

 

 あさきゆめ梔子の香が濃かりけり
         平井照敏

 月の夜を経し山梔子は月色に
        永井東門居

 くちなしの花一色に埋れたし
         竹田小時

 山梔子の花に真白き雨が降る
         伊藤和枝

 くちなしの終の一花となりにけり
        小山ミツ子


※ 梔子の花→梔子・花梔子・山梔子
 雨の降りそうな夜、どこからともなく清楚な匂いがただよう。アカネ科の常緑低木で1~3メートルくらい。葉は光沢のある長楕円形で革質、梢に白色六弁の花を咲かせ、形が盃に似ているので梔子の字が当てられた。和名のくちなしは実が熟しても口を開かないところからつけられた。咲き始めは純白だが黄変して散る。本州中南部から四国・九州にかけて野生も見られる。実からは黄色の染料がとれ、乾燥させた山梔子は解熱剤として用いられる。

【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  猛然と祈り動けば

  全てが味方に変わる。

  これが大仏法の原則だ。

  善の連帯の拡大へ

  勇猛精進の日々を!

 

       2016年5月26日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 

 苦難に真正面からぶつかり祈り抜くのだ―恩師。法華経の兵法で勝ち抜け

      ◇

 香川・高知・愛媛・徳島が一瀉千里の力走。断固、“正義の志国”に勝鬨を

      ◇

 岩手・青森・秋田の友の奮闘光る!誠実の対話で築いた民衆の連帯は盤石

      ◇

 中継行事支える役員の皆様に感謝。尊き陰の献身ありて広布の勢いは加速

      ◇

 大気汚染にさらされると30年以上、健康に影響と。環境保全へ知恵を集めよ


聖教新聞:2016年(平成28年)5月26日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


名作と呼ばれる映画のタイトルを並べては、「あ、あれ俺の作品」「あの作品も俺」と、誇らしげに言う人がいた。声の主は、舞台セットで使う木を用意した植木職人だった

それを聞いた脚本家の山田太一さんは感動し、「自分の作品もいつかこの植木屋さんの自慢の一つになりたい」と願った(『その時あの時の今』河出書房新社)。原作者や脚本家だけでなく、役者やスタッフ、さらに裏方の人までが、“あれは私が作った”と誇りにする作品は、名作に違いない

小学校の教員を目指し、講師として働きながら、5度目の採用試験に挑む男子部員がいた。学会活動と受験勉強に一歩も引かない彼を応援する先輩は、「今年最大の目標は、試験に合格すること」と祈り励まし続けてきた。実際に受験するのは彼である。だが先輩は言った。「いいや。これは大事な後輩を勝たせる“私の戦い”だ」

その後、合格した彼を先輩は「粘り勝ちだな」と祝福した。周囲は“諦めることなく、祈り、挑戦し続けた彼と先輩の勝利だ”とたたえた

広布の活動は多岐にわたる。その一つ一つを“ほかでもない、私の勝負だ!”と取り組めば力は何倍にも増す。“あの栄光の広布史は、私の勝利で開いた”と胸を張れる人生をともどもに築いていきたい。(城)


聖教新聞:2016年(平成28年)5月26日(木)≫付】

 

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【コラム「北斗七星」】


公明新聞:2016年5月25日(水)付

5月は、消費者月間。1968(昭和43)年5月30日施行の消費者保護基本法(現・消費者基本法)に基づき設けられた月間であり、消費者主役のより良い社会の構築に向けて全国各地でさまざまな協賛事業が行われている

消費者保護基本法は、「消費者の権利を守るには苦情を受け付ける窓口が必要」とする公明党などの主張を受け、公明・自民・社会・民社の4党共同提案による議員立法として制定された。消費者重視の公明党の熱い思いが実り、70(昭和45)年には国民生活センターが設置され、消費者の声を聴く窓口が実現したのである

消費者重視とは、生活に目を向けるということだ。財界・大企業を擁護する保守政党と組織労働者をバックとする革新政党、いずれも“生産点”に基盤を持つ政党しか存在しない状況の中で、基本法制定は、“生活点”を基盤とする結党3年半の公明党が存在感を発揮した出来事だった

参院選に向けて、軽減税率、携帯料金、高額療養費など消費者重視の政策・実績に共感の輪が広がっているが、基本法制定を推進した党として公明党はさらに消費者重視の政治を全力でリードしていく

消費者重視は、生活重視、地域重視であり、老若男女を問わず全ての人が活躍する総活躍社会につながっていくことも、あわせて語っていきたい。(鈴)