浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

滝/今日の俳句 ≪第2156号≫

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≪2016年(平成28年)6月3日(金)≫(旧暦4/28)

 

 生ま身なる吾に集へり滝の冷え
        津田清子

 白鞘の一刀まつる滝まつり
        桑原視草

 それぞれに黙の語彙溜む滝の前
        能村研三

 どちらかと聞かれ山好き瀧音も
        丸山佳子

 野生派の滝にスカートちょっと濡れ
        蔵前幸子

 

※ 滝→瀑・瀑布・飛瀑・瀧壷・滝しぶき・滝風・滝道・男滝・女滝・滝見・滝見茶屋

 『万葉集』に詠まれている滝は、斜面を激しい勢いで走り落ちている激(たぎ)つ瀬である。平安時代以降は主として、山中を絶壁まで流れてきた水が、そこから垂直に激しく流れ落ちる現象やその水を呼ぶようになった。華厳の滝、養老の滝、那智の滝などが名高いが、古くから自然崇拝の対象として崇められた無名の滝も多い。滝の神は女神であり、水の神でもあった。雨乞いをしたり、暴風雨による洪水が起こらないように滝の神に祈願する地方が今もある。滝の落下する姿や水しぶきに涼感を覚えるので、夏の季語として定着した。→滝浴び。

 【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  関八州を制する者は

  天下を制する!

  大関東の同志よ!

  不撓不屈の敢闘精神で

  広布の旗を打ち立てよ!
       

       2016年6月3日

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 人間革命を掲げる学会はどこまでも成長する宗教―博士。自他共の向上道
      ◇
 兵庫の尼崎・西宮・東兵庫総県よ、歴史的闘争だ。民衆パワーで勝ち上がれ
      ◇
 「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」御聖訓。一日一日、勝利の日記を
      ◇
 「友を持つ人はあらゆる力が倍加される」教育者。友好広げる人生の賢者に
      ◇ 
 「大災害が発生する可能性、高いと思う」6割と。最悪想定し備えしっかり


聖教新聞:2016年(平成28年)6月3日(金)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

出張で訪れた東北の宿舎でコーヒーを入れた。ふと、コーヒー豆のパッケージを見ると、生豆生産国はブラジルとコロンビアで、その販売者として、東京の企業名が記されている

ビジネスと言ってしまえば、それまでだが、出会ったことのない多くの人々の手を介し、“おいしさを届けたい”と、地球の反対側から海を越えてやって来たコーヒー豆……そう思うと、味わいも違ってくる気がした

コーヒーを飲みながら、数時間前に婦人部員から見せてもらった、特殊な縦笛を思い出した。小学校の音楽の授業で、両手に障がいのある息子も吹けるようにと、特注したものだという

「多くの人が、あなたのために努力して、やっとできあがったのよ。宝物だね」と婦人に言われた息子は、皆の真心に応えようと練習を積んだ。ある日、クラスで演奏を披露することに。見事な熱演に、拍手が教室に響きわたった。息子は言った。「きょうの出来事は、僕の宝物になった」

真心が次々とつながって、一人の少年の心に感謝が生まれ、生涯、消えないであろう希望の灯がともった。目下の自分の使命を果たすことが、どこかで誰かの生きる糧になることがある。「心こそ大切」(御書1192ページ)。善の拡大は、わが心から始まる。(白)

聖教新聞:2016年(平成28年)6月3日(金)≫付】

 

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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月2日(木)付

自然災害やテロと並び、われわれの生活に、時として大きな脅威をもたらすのが感染症だ。航空網の発達により、1日もあればウイルスが地球の反対側にまで届いてしまう現代は、常に感染の危機にさらされている状態とも言える

2013年末、西アフリカで発生したエボラ出血熱は、感染地域の医療体制が不十分だったことや世界保健機関(WHO)の対応の遅れなどから大流行を引き起こし、死者は1万1000人を超えた。致死率が高く、確立した治療薬もない感染症は、世界中を不安に陥れた

この教訓を基に、先月開かれた伊勢志摩サミットでは、感染症の世界的流行への対応策をめぐり議論が交わされ、WHOなどの国際機関の活動強化を支援することを首脳宣言の付属文書で確認。世界銀行が5億ドル(約550億円)規模の基金を創設し、現地の国や国際機関の迅速な活動を支えることも打ち出された

戦争や飢餓はもとより、感染症も含めた脅威から人々を守る「人間の安全保障」に向けて、先進7カ国が新たな取り組みを始めることは大きな意義がある

同じように、日本の政治の現場で、人間主義の旗を掲げ、どこまでも一人の人間に光を当て、寄り添い活動してきたのが公明党だ。参院選に向け、公明党の数々の実績を胸を張り、力強く訴えていきたい。(千)