浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

仏桑花/今日の俳句 ≪第2173号≫

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≪2016年(平成28年)6月20日(月)≫(旧暦5/16)

 

 よく駈けるヒヨコ愛らし仏桑花   長谷川零余子

 島の唄流れ来る夜の仏桑花       小田尚輝

 恍惚と旅の寝不足仏桑花       渡辺千枝子

 島人の血はかくも濃し仏桑花     青柳志解樹

 ハイビスカスさがして旅の気安さに   金山久子

 

※ 仏桑花→ハイビスカス・ぼさつばな・琉球むくげ・アカバナー(沖縄県) 
 中国原産の常緑小潅木で、多くは温室花として栽培する。幹は高さ1・2メートル程で、葉は広卵形または卵形の光沢ある新緑である。夏から秋にかけて葉の腋から長い柄を出し、漏斗形の大きな花をつける。五片の花片から、赤く長い蕊(しべ)をつき出して咲く。花色には赤・白・黄・絞りなどがあり、朝に開き夕にはしぼむ。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

 

 


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       ※☆*今週のことば*☆※


 青年の正義の声こそ

 民衆を守る要寒(フォートレス)なり。

 鋭く信念の獅子吼を!

 友情のスクラム愉快に

 青春の勝利劇を飾れ!


      2016年6月20日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 人生に永遠に残る壮大な歴史を綴れ―恩師。完全燃焼の日々こそ無上の宝
      ◇
 兵庫男子部が怒濤の大攻勢。激戦突破の風穴を開けよ!わが青春の勝鬨を
      ◇
 高知の日。地域広布に力走する友よ!正義の言論で勝利の鐘を打て鳴らせ
      ◇
 車上荒らしに要注意。鞄・貴重品は絶対に放置するな。短時間でも油断なく
      ◇
 「世界難民の日」。拡大続ける地球的課題。悲劇の克服へ人道の連帯強固に


聖教新聞:2016年(平成28年)6月20日(月)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


NHKの連続テレビ小説の脚本を、初めて担当することになった内館牧子さんが、先輩の橋田壽賀子さんから言われた教えがある。「出し惜しみしちゃダメよ」

内館さんは、これまで書きためていた原稿を全部捨て、一から書き直したという。1回15分間のドラマを、半年も続けるためには、“見どころ”を小出しにしたくなるもの。だが、それを惜しまずに使い切り、また一から、生みの苦しみを始める。この労作業の積み重ねが道を開くことを、橋田さんは教えたのである

社会人2年目の青年部員が語った。入社当初は毎日、叱られてばかり。“向いてない”“辞めよう”と思い詰めた彼を変えたのは、「きょう一日を、全力でやり切ることだけ考えよう」との先輩の励ましだった

見通せない未来を考えながら、何をしようか迷うより、目の前にある課題に没頭する。力を余さない。そう決めて取り組み、周囲も見違えるほどの成長を遂げた

限界は、全ての力を出し切ってこそ見えてくるもの。そして、その限界の壁は「終わり」ではない。壁を苦労してよじ登ったとき、次の成長への地平が、開けてくるものである。「全力でやり切った」という事実が、自分に新たな力を注入してくれる。人間の成長に限界はない。(仲)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)6月20日(月)≫≫付】

 

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