浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

翡翠(かわせみ)/今日の俳句 ≪第2192号≫

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≪2016年(平成28年)7月9日(土)≫(旧暦6/6)


 かはせみがそこらはなれず雨がすみ     林原耒井

 翡翠を見たやうな見ぬ様な日よ       中山純子

 翡翠や露の青空映りそむ          石田波郷

 川蝉の川も女もすでに亡し         佐藤鬼房

 またぎ村山翡翠の声ひとしきり       紺野とも子

 

※ 翡翠・川蝉・翡翠(ひすい)・せうびん
 雀より大きいカワセミ科の鳥で全体が青緑色。いわゆる翡翠の玉に似てきわめて美しい。嘴は黒くて鋭く長い。夏、渓流や池沼に沿った杭や岩・樹皮の上から魚を狙い、見つけると急降下して捕らえる。飛翔は直線的で、飛翔中にツィーという声で鳴く。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

 断じて前へ進もう!
 ベストを尽くしてこそ
 不滅の歴史は築かれる。
 偉大なる創価の底力を
 今こそ発揮せよ!

       2016年7月9日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 我々は庶民の味方。その人たちの為に戦うのだ―恩師。立正安国へ敢然と
      ◇
 兵庫よ、もう一押しだ!常勝とは不撓不屈の異名なり。関西に金字塔必ず
      ◇
 大関東、埼玉が気迫の猛追。攻め抜き、競り勝て!一丸で勝利へ押し上げよ
      ◇
 歩をさしをきては何として都の月をば詠め候べき―御書。悔いなき闘争を
      ◇
 生活者目線の政策を具体化できるのが公明―識者三千の議員が大衆と共に


聖教新聞:2016年(平成28年)7月9日(土)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


“まさか”が現実になった舞台はアフリカのど真ん中だった。老いたモハメド・アリが、若き無敗の王者フォアマンを倒した、ボクシングの「キンシャサの奇跡」である

沢木耕太郎氏の自伝的紀行『深夜特急』に、中東の子どもたちが街頭テレビに群がり、アリの勝利に熱狂する場面が印象的に描かれている。黒人差別と戦い、ベトナム戦争の徴兵を拒んで王座を剥奪されたアリ。ふてぶてしいまでの強気の言動に眉をひそめる人もいたが、彼のそうした態度は常に、自分より強い存在に向けられた

権力を恐れない。権威に卑屈にならない。だから弱い者、虐げられた者ほど、アリを英雄と慕った。死して1カ月の今も追悼の声は続く

次元は全く違うが、60年前のきょう、参院選大阪地方区を舞台に、28歳の青年が「“まさか”が実現」を遂げた。当時の客観的条件を考えれば「奇跡」といえる勝利は、なぜ実現したのか。池田SGI会長が、妙法を根幹に、無名の庶民の懐に飛び込んで、“やればできる”という勇気を嵐のように呼び覚ましたからだ

アリの名言に「人間が困難に立ち向かう時、恐れを抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私自身を信じる」と。その言葉は、今、戦う全ての人の胸に、拳のように突き刺さる。(飛)


聖教新聞:2016年(平成28年)7月9日(土)付】

 

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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年7月8日(金)付

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」「3年生の時から今までは、365日中360日は激しい練習をやっています」。小学校の卒業文集に綴ったイチロー選手の言葉には驚かされる

メジャーリーガーとして奮闘する42歳の今も、入念なストレッチとトレーニングを欠かさない。他の選手が帰ってもひたすら練習に汗を流し技術を磨く

「どんな時も手を抜いたことは一度もなかった」と話す通り、彼は凡打になっても全力で疾走する。世界一の安打数に並んだ時も、一塁方向へ弱く転がった打球を捕手が掴み送球したが、彼の足の方が早く一塁を駆け抜けた。「決して諦めない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる」との信念で記録を更新し続ける

未踏の領域を歩むといえば、囲碁の世界で史上初の全7大タイトルを独占した井山裕太棋士の活躍が注目される。師匠の石井邦生九段は、他の棋士と比較して「技術的には紙一重」と言う。しかし、「終盤の集中力がすごい。悪い碁でも、終盤にひっくり返すことが多い。決して諦めないという執念、強靱な集中力で戦っている」と評価する。本人は「どういう苦しい局面でも、自分を信じることに尽きる」と

<諦めない執念が勝利の要諦>だろう。参院選は残る2日。最後まで攻め抜いて逆転勝利の“決定打”を放ちたい。(紀)