海水浴/今日の俳句 ≪第2197号≫
≪2016年(平成28年)7月14日(木)≫(旧暦6/11)
海水浴この朝潮の紺に染まむ 大谷碧雲居
富士暮るゝ迄夕汐を浴びにけり 大須賀乙字
墓地抜けて潮浴びにゆくゴム草履 森重 昭
存分に泳ぎたる子の足裏あうらかな 平根和子
潮あびの溺れし沖を巨き船 中村汀女
※ 海水浴
海で泳ぐこと。神奈川県湘南や房総半島の海水浴場は芋の子を洗うように混雑する。海水浴の習慣は西洋から伝わったもので、明治十四年に愛知県千鳥ヶ浜、同十八年に神奈川県大磯に海水浴場ができた。当初は療養や保養のためであったが、後に避暑・娯楽として定着した。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
試練や逆境と闘う友に
真心からの励ましを!
「同苦の精神」から
新たな希望は生まれる。
共に祈り 共々に前進!
2016年7月14日
※☆*寸 鉄*☆※
青年に誇りと気概をもたたらす学会の運動―識者時代変革の主体者と立て
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信心を磨け!磨くほどに宿命転換し変毒為薬できる―恩師。勇気の一歩を
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「法華経にそめられ奉れば必ず仏に」と大聖人。「行学の二道」を邁進!
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未入会のご家族に心から感謝を。身近な支えで広布は伸展。功徳は厳然と
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猛暑の日々。尊き汗流す無冠の友よありがとう!健康第一で。無事故祈る
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月14日(木)付】
※☆*名字の言*※
地震などの大規模災害時に、被災地へ派遣される「緊急消防援助隊」という組織がある。阪神・淡路大震災の時、他地域からの応援が遅れた教訓から生まれたものだ。熊本地震でも全国各地から出動した
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消防士を務める兵庫の男子部員は、この援助隊の一員として、南阿蘇村をはじめ、熊本の被災地へ行った。援助隊といっても人間である。生々しい災害現場での捜索活動には、少なからず心の負担があった
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被災地から戻った彼は、援助隊の活動を通して、一分一秒を争う現場で最善の行動をするには、動き方の訓練も大事だが、大前提として、“目の前の人を助けたい”との思いを普段から磨き続ける必要を痛感したという。熊本の復興を深く祈り、学会活動にも一段と真剣に励むようになった
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兵庫でも、東北でも、そして熊本でも、自ら被災しながら、他者のために献身する、尊い創価の同志の姿があった。震災時に自然にそうした行動ができるのも、他者のために祈り、励ます日常の実践があるからに違いない
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“苦しんでいる人の力になりたい”――全ての人に本来、この「菩薩の心」がある。それを薫発し、広げゆく創価の運動は、いざという時に社会を支える、貴重なセーフティーネット(安全網)の役割も果たしている。(芯)
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月14日(木)付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年7月13日(水)付
朝夕の電車で、大きな荷物を抱えた家族連れを見る季節になる。妻子を実家に送り出し、家でごろ寝もいいが、罪滅ぼしの家族旅行も捨て難い
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旅行ジャーナリストの村田和子さんは「旅での経験は人生を豊かにし、生きる力へとつながる」(6月26日付・朝日新聞)と、「旅育」を提唱する。この身に置き換えてみても、沢木耕太郎の『深夜特急』を片手にインドに向かったことが、人生の肥やしになっている。あの高揚感を、少年時代に味わわせてやりたいものだ
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旅育の方法として村田さんは、(1)計画や準備に積極的に参加させる(2)役割や目標を決め、ほめる(3)旅先で家族別々に過ごす時間をつくる―などを挙げる。ある調査では、成人までに20回(年1回)以上、家族旅行した子どもは、我慢強い、思いやりがある、協調性がある、といった傾向が見られるという
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手前勝手ながら、行き先の選択肢に九州はどうか。南阿蘇では地震後、60店舗を超える飲食店が営業を再開。「地割れも阿蘇の大自然の一部。火山と同じように見に来てほしい」(キャンペーン広告から)と呼び掛ける。震災に負けない人間の底力を感じるはずだ
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心理学者、トーマス・ギロヴィッチ氏の研究によると、物より経験にお金を使う方が幸せになるという。生きる力につながる経験を積む夏にしたい。(也)