青唐辛子/今日の俳句 ≪第2203号≫
≪2016年(平成28年)7月20日(水)≫(旧暦6/17)
煮る前の青唐辛子手に久し 日野草城
きじやうゆの葉唐辛子を煮る香かな 草間時彦
つれなさの切なさの青唐辛子 三橋鷹女
葉唐辛子一枚簾下げて夕餉 長谷川かな女
雷遠く青唐辛子あぶりけり 内藤吐天
※ 唐辛子はナス科の一年草。熱帯アメリカ原産で、秀吉の朝鮮出兵の折、種子を日本に持ち帰った。夏の未熟な青い実が青唐辛子。かすかに辛い実を茎や葉を共に煮物や油いためにする。
→唐辛子(秋)
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
女子部の発展こそ
未来を開く力だ!
皆が希望に燃えて
楽しく前進できるよう
温かなエールを!
2016年7月20日
※☆*寸 鉄*☆※
学会の組織は安全地帯―恩師。励ましの絆が創価の誇り。地域社会の光と
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鳥取県婦人部の日。山光の母は強く朗らか!わが郷土に希望の連帯を拡大
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未知の領域を目指して心は無限に広がっていく―哲人。さあ新たな挑戦を
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「南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」。題目は胸中の大宮殿を開く鍵
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会話で脳は活性化、気持ちも前向きに―専門家。学会活動で生き生き人生
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月20日(水)付】
※☆*名字の言*※
新聞配達を経験した偉人は多い。没後50年を迎える米国のウォルト・ディズニーもその一人。小学生のころ、父を手伝い、毎朝午前3時半に起きて配達した
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父は息子に教えた。「新聞を自転車からポーチにぽいと投げてはいけない」「風に吹き飛ばされないよう、玄関前にきちんと置くように」「(冬は)二重扉の内側に差し込むよう」。ディズニーは晩年まで「どこかに新聞を配達しわすれたのではないか」という夢を見たという(ボブ・トマス著『ウォルト・ディズニー』講談社)
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本紙の配達員に聞くと、「休刊日も“配達だ”と思って早くに目が覚めます」と言う人がいる。強い責任感と使命感の表れだろう
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本紙配達員の機関紙「無冠」が発刊されたのは1966年(昭和41年)7月で、ディズニーが亡くなる年だった。同紙の誕生が、本紙配達員を「無冠の友」と呼ぶ淵源となった。創刊号に寄せた一文で、池田SGI会長は「人体における血液の働きにも似て、広布のエネルギー供給の担い手」と、配達員を最大にたたえた
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配達を誇りとも喜びともする無冠の友――。その頭上には、目には見えなくとも、無量無辺の福徳の冠が輝いている。酷暑と台風の季節を迎える今、無事故の朝を心から祈りたい。(鉄)
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月20日(水)付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年7月18日(月)付
友人が誇らしげに見せたスマホの写真は、庭木の巣箱から頭を出し外をうかがうシジュウカラを撮影したものだった。白いほお、胸から腹のネクタイ模様が特徴の小鳥だ。とても愛くるしい
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ならばこちらもと、板の切れ端でえさ台を作り、米粒を載せて庭に置いた。最初は警戒していたスズメたちがしばらくすると訪れるように。その様子は、『鳥が教えてくれた空』(集英社)の次のくだりそのものだった
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「たとえば餌を見つけたとき、スズメは小刻みなけたたましい声で『ジュクジュクジュク……』と長く繰り返し、仲間を呼ぶ」。同著で数々の小鳥たちを生き生きと描く筆者。その感性には感心するばかりだ
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筆者は三宮麻由子さん。「四歳のときに一日にして失明」した。成長に伴い「目が見えない」という現実の壁にぶつかる彼女は、野鳥を通して自然と接することで自分自身の役割に目覚め、人生をたくましく歩む
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そんな彼女は「自然はまさに持続性のあるカンフル剤」と語り、自然に親しんでいる。このカンフル剤は「だめになりかけた物事に対してする、ききめのある手段」(国語辞典)ほどの意味だろう
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もうすぐ夏休み。たまには忙しい日常生活を離れ、深緑の山々や広大な海で自然に親しみながらリフレッシュするのもいいかもしれない。(六)