蓮の花/今日の俳句 ≪第2204号≫
≪2016年(平成28年)7月21日(木)≫(旧暦6/18)
蓮の花開かんとして茎動く 滝沢伊代次
下唇いつも噛んでて蓮の花 島津 亮
いのちありて蓮の花の香のなかに 大橋敦子
白蓮に掌の萼添ふる唐鐘楼 品川鈴子
見たきもの見えて夜明けの古代蓮 松本陽平
※ 蓮の花
蓮はハス科の多年生水草。観賞用・食用として池・沼・水田などで栽培される。七月ごろ根茎から長い花茎を花茎を水上に出して、その先端に大きく美しい花を開く。色は紅・白・紅紫など、香りが良く、夜明けに開き、昼前にはしぼむ。地下茎である蓮根や種子も食用になる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
宿命を使命に!
労苦を励ましの力に!
全てを幸福の方向に
生かせるのが信心だ。
強き楽観主義で進め!
2016年7月21日
※☆*寸 鉄*☆※
新しい価値創造は学会の生命変革の運動から始まる―博士。平和への大道
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人の心を動かすのは誠実と熱意だ―恩師。真心の対話で友情を広げる夏に
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未来本部長、未来部長の献身に心から感謝!後継の育成ありて創価は盤石
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御書「法華経を持ち奉る処を当詣道場と」。青年よ今いる場所で断じて勝て
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熱中症での搬送が急増。高齢者も若者も油断排して。小まめな水分補給を
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月21日(木)付】
※☆*名字の言*※
夏土用に入り、暑中見舞いの季節。先日、関東の水田を訪れると、稲の茎が分かれる「分げつ」がほぼ収まり、穂がつくられる時期を迎えていた。炎天下、あぜの草刈りなど、農家の作業が続く
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以前、東北の農家を訪れた時、室町時代から代々、営農してきたと聞かされ、驚いたことがある。現在にまでつながる村の風景が誕生したのは、室町時代と、それに先立つ鎌倉時代という(榎原雅治著『室町幕府と地方の社会』岩波新書)
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この時代に、草や木を焼いた灰を肥料にする「草木灰」や、刈った草を田畑に鋤き込んで肥料にする「刈敷」などの技法が発達。かんがい・排水も整い、二毛作や、水稲の品種改良も行われた。こうした、500年以上も前に改良された作業が、連綿と続いてきた
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歴史では、武家の権力闘争や都市の華やかな文化が、とかく目を引くが、それらの活動を支えたのは、農村の食料生産の努力だった。江戸の元禄年間に刊行された『農業全書』には、農業は「人を養ふの本」であり、豊作は「天下國家の賑ひとなり、諸民を救ひ助くる根元」とある
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先の水田を2時間後に再び通ると、草刈りの作業はまだ続いていた。百年、千年続いてきた、命を育む営みに頭を垂れることこそ「人間の道」と、思いを強くした。(由)
【聖教新聞:2016年(平成28年)7月21日(木)付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年7月20日(水)付
瀬戸内海の島々を舞台にしたアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」の夏会期が18日に開幕(9月4日まで)した。夏休み期間中の集客増が期待されるが、3度目の今年は、海外からの来場者が多い傾向にあるという
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3~4月の春会期の調査では、外国人比率が3年前の前回から10%以上アップして12.6%に。特に台湾、香港、中国からの観光客が多く、高松空港への直行便などによるインバウンド効果が大きいようだ
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外国人を歓迎する環境づくりとして、公式ホームページには、中国語の繁体字と簡体字、韓国語を追加。約30言語に対応したスマートフォンの多言語音声翻訳ソフトも案内スタッフに活用されている
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14日付の本紙記事では、同ソフトを輿水恵一総務大臣政務官(公明党)が都内の会合でアピールしていた。一方、急増する訪日客に対応する国民の“語学熱”も高まっているのだろう。東京五輪に向けて外国語の習得を呼びかける本紙「波紋」欄の声や、「おもてなし」と銘打ったNHKの語学番組もある
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分かりやすい案内表示などのハード整備と翻訳ソフトなどの活用、そしてマンパワー。コミュニケーションが活発になれば、訪れた側も迎える側もより楽しくなるし、文化的な相互理解も進む。本格的な観光立国への取り組みを加速させたい。(祐)