秋/今日の俳句 ≪第2223号≫
≪2016年(平成28年)8月9日(火)≫(旧暦7/7)
この秋はおいらんさうの皆しろし 北原白秋
身の秋やねぎごともなき神詣で 高橋淡路女
槇の空秋押移りゐたりけり 石田波郷
くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田蛇笏
目をとぢて秋の夜汽車はすれちがふ 中村汀女
※ 秋・素秋・金秋・三秋・九秋
立秋(八月八日ごろ)から立冬(十一月七日ごろ)の前日までが秋になる。陰暦では七・八・九月にあたるが、気象学的には、九・十・十一月があきにあたる。穀物が豊かに実り、空は高く済み、木々は紅葉して色づく。三秋は初秋・仲秋・晩秋の総称。九秋は秋九十日間をいう。「野路の秋」「秋の旅」「秋の宿」などと用い方はきわめて広い。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
熱中症や水の事故に
厳重警戒せよ!
油断は絶対に禁物だ。
賢明な判断と行動で
充実と歓喜の日々を!
2016年8月9日
※☆*寸 鉄*☆※
「長崎原爆の日」。核兵器廃絶を民衆は熱願。草の根対話で平和勢力を結集
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青年によって偉大な事業は成し遂げられる―恩師今いる場所で新風起こせ
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未来部の各種コンクールを皆で応援!挑戦の人が大成長の人。楽しく前進
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御聖訓「日夜朝暮に又懈らず磨くべし」。弛まぬ祈りが人生勝利の原動力
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炎暑の列島、無冠の友に感謝!創価の心を届ける勇者よ。健康・無事故祈る
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月9日(火)付】
※☆*名字の言*※
広島市の原爆ドームは、もとは「広島県産業奨励館」で、美術・物産品が展示される文化振興の場だった。不死鳥のようによみがえり、惨禍の爪痕をほとんど見ることができない市内にあって、鉄骨とれんが壁だけを残すドームは、核兵器の非道を示す象徴となった
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だが戦後、市民感情は解体論に揺れていたという。そんな時、原爆症で16歳で亡くなる楮山ヒロ子さんが、死の前年、日記に記した。「あの痛々しい産業奨励館だけが、いつまでも、恐るべき原爆を世に訴えてくれるのだろう」(要旨)
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その思いに胸を打たれ、保存署名を始めたのが、10人ほどの子どもたちだった。運動は社会に大きな衝撃を与え、永久保存が正式決定された。50年前のことである
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世界遺産には原爆ドームやアウシュビッツのように、人類が二度と同じ過ちを起こさないための戒めの意味を持つ“負の世界遺産”がある。また近年、負の歴史があった場所を訪ね、思いをはせる「ダーク・ツーリズム」への関心も高まっている
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歴史は、それを直視し、正しく残す努力があってこそ歴史となる。負の歴史から目を背けたいという弱さを乗り越える勇気と、風化にあらがう強さが要る。広島、長崎の被爆者の平均年齢が80歳を超える今、切実にそう思う。(志)
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月9日(火)付】
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